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ベトナム(1)・・ハノイ |
Feb 2009
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ベトナムの洗礼 |
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「MA、MA、MA!」突然ミニバスの運転手が騒ぎ始めた。どうやら私に向かって話しかけているようだが、何を言っているのか皆目わからない・・。すると、今度は同乗していた乗客(欧米女性)がに向かってまたまた「MA、MA、MA!」。言われて彼女が差し出したのはMAP!だった。そうかMAPって言ってたんだ。![]() 初めてのハノイ。深夜の空港で市内に向かうミニバスに乗り込んだ。相場の3ドルに対して5ドル札を出したのがまずかった。これで、早速ベトナムの洗礼を受けてしまった。釣りを要求する私に対して、「ホテルまで送っていくからいいじゃん」てな感じで全く釣りをくれようとしないミニバス運転手。 アジアのバスよろしく定員にならない限りは出発しないミニバス。いつものことながら、最後の一人がなかなか集まらない。いつ出発するか判らないんで、おしっこは我慢するしかない。 なんとか定員になったバスはハノイ市内の最終地のベトナム航空オフィス前で停まった。この後、タクシーみたいに指定したホテルに送ってくれると思っていたのだが、なんと、この運転手、その場所を知らないと言い出した。こっちに聞かれてもホテルの場所なんて知るわけがない。初めてのハノイで右も左も判らないのだ。ましてや今は深夜。ますます判らない。 ![]() 地図を受け取り、悩みながら深夜の街中を走らせる運転手。やがて、とある路地で停まった。「この路地を入って左手にホテルがあるよ」さすがプロの運転手。なんとかなるもんだ。 海外では、基本的に誰も信用してはいけない。これは何度か海外への旅行をした私なりの持論だ・・。 フライトの関係で、到着が深夜になることから今回はホテルを予約していた。予約先のホテルは、『QUEEN STAR HOTEL』。なのにここは『ASIA QUEEN HOTEL』。ホテルの名前が変わったのかな。とりあえずフロントに確かめると、やっぱり違った! |
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やんちゃなバイク野朗 |
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![]() それにしても寒い!外は20度もあるのだが、とにかく寒い!暖房も無いんで、布団に包まって寝るしかない・・。 ![]() 翌朝も寒さは続き、更には喉も痛くなっていた。昨夜の寒さはどうやら風邪を引く予兆の悪寒だったようだ。せっかくここまで来たのに、体調は益々悪くなっていった。 どうやらアシアナの機内で体調を崩してしまったようだ。仁川経由のアシアナ便の機内食が大好きな韓国料理だったもので、ついついコチジャンをたっぷりとかけてしまい、激辛料理になってしまった。もともと風邪気味だったのだが、これで喉を痛めてしまった。 体調不良でも腹は減る。せっかくここまで来たのに、ホテルで寝たままなんで、もったい無い。とりあえず、その辺の屋台でフォーを食べ、レッドブルを飲み、気合を入れてハノイの街をぶらつくことにしようっと。 ![]() アジアの交通事情は車やバイクが優先で、歩行者の為に停まってくれることは無い。バイクの洪水を渡るには、ゆっくりと歩くこと。決して走らずに、走ってくるバイクから目をそらさずに渡るぞと意思表示が必要なのだ。あとはバイクが勝手に避けてくれる。 ・・んなことは無かった。今日日の若者は、どの国でもやんちゃが居るようだ。全く避ける気の無いやんちゃなバイク野郎がかなりのスピードで突っ込んできやがった。 ![]() 小腹が空いて茹でタマゴを一個買った。タマゴの正体は「ホビロン」で、孵化寸前のタマゴを茹でたもの。聞きしに勝るグロさだ。 かなり躊躇したのだが、親切にも売り子のオバちゃんが殻を割ってくれたからには、食べないわけにはいかない・・。 ん、思ったよりも、いや、かなり旨い。コクがあり、しっかりとした歯応えでかなり旨い。思うに、孵化するハズのたまごだったってことは、これは有精卵に違いない。普段は無精卵しか食べていないんだから、自然そのもののタマゴを食べるんだからマズイわけがない。 にしても、このタマゴが20,000ドンってのが泣かせる。さっき食べたフォーも20,000ドン。タマゴたった一個も同じ値段だ。貧相なオバさんだからって油断して値段を聞かなかったのがまたしてもまずかった。 |
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