ペルー(6)・・クスコ&リマ
Nov 2008
 恐ろしい刑罰
生贄を捧げた石神聖な儀式が行われた場所とされるコンドルの神殿。 また牢屋にも使われていて、思わず引いてしまうほどの刑罰すらあったそうだ。
霊感の強い人なら、ここで浮かばれない霊の声が聞こえるかも知れない。・・でも、言葉が判らないから無理か。
コンドルが羽ばたく石






昼食は、遺跡入り口に建つ「サンクチュアル・ロッジ」だ。ガイドブックを見ると、高級ホテルでの食事で景観もすばらしいように書かれていた。バイキング方式で食べ放題とか。
楽しみにしていたのだが、実際には、大変な混みようで、ゆっくり食事出来たもんじゃない。まぁ、日本人なら慣れているから良いか。

 止まる列車

ビスタ・ドーム出発の時間になり、後ろ髪を引かれる思いでマチュピチュを後にした。帰りもまたツアー客のど真ん中に一人だ。今度は、ノースカロライナの片田舎の商店街チームだ(たぶん)。
民族衣装の踊り
往路は、そのほとんどが下りだったのだが、復路はもろに登りだ。
6両の連結車両を引っ張りあえぎながら進む列車。高山列車特有のスウィッチバックを何度も繰り返し、今にも止まりそうだ。
あっ、止まった・・。また、止まった。この調子じゃ、いつ帰れるかわかりゃしない。これから1400mを登り切るなんて無理じゃないのぉ。

土産屋の犬




暑さと遺跡の中を歩き廻った疲れから、グッタリとした様子のツアーご一行様。外を見ても代わり映えのしない景色が続くだけ。
皆が眠りに包まれる頃、車内に軽やかな音楽と共に民族衣装を着て踊る姿が。そしてスタッフによるファッションショー(兼アルパカ製品の即売)も、何ともサービス心旺盛だ。

 マズイ食事
5時間後、やっと出発駅のサン・ペドロ駅に到着した。もう既に日は落ち真っ暗になっており、、さっきまでの日に焼けるような暑さが嘘のように寒い。
クスコの市街は、昨夜のハロウィンの面影もなくひっそりとしていた。めぼしいレストランで食事だ。メニューも読めないので、適当にカレー風のセット料理に挑戦したのだが、これが大失敗!今まで食べたことのないマズさだ(あくまでの主観です)。スープ、メインディッシュ、デザートのどれも恐ろしく不味いのだ。
それもそのハズ、よーくメニューを見ると、野菜らしき絵が書かれていた。ここはベジタブルレストランらしい。どれもが大嫌いな野菜ジュースの味がした。
 絶景かな悪魔の喉笛

4日目
今日は、朝リマに戻り、深夜にリマからアトランタ経由で帰る予定だ。
空港に着くと、リマ行き9:30発の便が何の説明も無いまま一時間後の便に変更されていた。オーバーブッキングなのか欠航なのかも判らないまま、貰ったミールクーポン(無料食事券)を手にただ待つしかなかった。


公園の画廊リマに着くと、空港ではドライバーが待っていてくれていた。着便が遅れる情報がちゃんと伝わっていたそうで、安心だ。
相変わらずの滑舌の悪さ。日本語を勉強する前に、その欠けた歯を治してくれ、何を言っているか判らないから。

ここリマには、わずか9時間の滞在だ。ホテルには昼に着き、深夜発のアトランタ行きに乗るために、夜9時にホテルを出発するとのことだ。まずは、昼寝をしょうっと。ラルコ・マル夜景




市内散策で「ラルコ・マル」まで足を延ばした。場所は、リマの新市街ミラフローレンス地区だ。地階には映画館があり、レストランやショップが並ぶお洒落スポットだ。

ここから
太平洋が一望できる。このずっと先には日本がある。
海を眺めながらふと思う。旅とは何なのか。人にはそれぞれ理由があるハズだ。理由なんて何でも良い。世界遺産が見たいから、英語の勉強がしたいから、自分探しの旅。
そもそも私にとっての旅とは何なのか。・・今は何かから逃げているだけかも知れない。

5日目
リマ発アトランタ行きの出発が若干遅れてしまった。これは、マズイ。これからアトランタ経由で成田まで帰るのだが、アトランタでの入国審査と乗り換え時間を考慮すると、次のフライトとの接続がかなり厳しい時間だ。これって、ツアーの企画自体が失敗じゃないか。
でも機中での説明で安心。米国東海岸のサマータイムは昨日で終わり、今日からは通常時間なんですと。

6日目
いつしか機中で日付変更線を通過し、いっきにプラス14時間で翌日になってしまった。なんとなく損をした気分になってしまうのは私だけか。成田までアトランタから14.5時間、それから更に電車を乗り継ぎ4時間。帰るにはまだ遠い道のり。


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