タイ(2)・・アユタヤ
Nov 2010
 また雨か
バンコクからアユタヤへの行き方は調べ、ミニバスの発着場所のある戦勝記念塔まで辿りついたのだが、肝心のアユタヤの情報を調べないで来てしまった。せめて、ミニバスの到着場所だけでも確認しておけば良かった。いつもの調子で、着けば何とかなるだろうと思っったのは甘かったかな。

旅行会社らしき店を覗いてみると、小学生の高学年くらいの女の子がひとりで店番をした。なんとも大らかな感じだ。
嬉しいことに、そこにアユタヤ周辺の地図が置いてあった。それも無料だ。さすが、世界遺産を擁する観光地だけのことがある。これさえあれば何とかなるハズだ。
早速、店先に置いてあった自転車を借り(40B=約\112)、地図を片手にいざ出発だ。
ワット・プラマハタート出発してスグに店に引き返してしまったオジさん。
方向音痴のオジさんは、地図を見ても東西南北がよく判らず、これから行こうとしている遺跡群が地図の右にあるのか左にあるのかが全く見当が付かなかった。
店番の女の子は、自転車を借りた時にしっかりとオジさんからデポジット(200B=\560)を回収した。このしっかり物の女の子に聞けば何とかなるだろう。
大の大人が子供をあてにする光景ってなんか恥ずかしい・・。

地図を片手に、自転車でひたすら走るオジさん。そんな時に雨が・・。突然の雨だった。ミニバスに乗っていた時にでも降ってくれれば良いものを。ピンポイントでのタイミングの悪さだ。
首を切り落とされた仏像
アユタヤまで来て見たかったのは、ワット・プラ・マハタートだ。 ビルマ軍により首を落とされてしまった仏像の姿。かつてアユタヤ王朝を築いた栄華を偲ばせるのもは無く、当時は44mもあったと言われる仏塔も徹底的に破壊されつくされてしまっている。ただ、菩提樹に包まれた仏頭だけが今も穏やかな姿を見せているだけだ。

釈迦は菩提樹の下で悟りを開いたと伝えれている。この仏頭を包んでいるもの菩提樹だ。そう思うと、まるで仏頭を優しく守っているようにも見えてしまう。この仏頭は今も大切に祀られており、アユタヤの象徴になっている。

首を切り落とされた仏像静かだ、静かすぎる。まるで観光地って感じがしない。時間はまだ10時だ。バンコクを早く出発した為、訪れる観光客がまだ少ないようだ。これからの時間はバスで観光客が押し寄せることだろう。その前にバンコクに戻ることしよう。

観光地で助かるのは、確実にトイレがあることだ。その多くが有料なのが残念だが、仕方が無い。ここも有料トイレで5B(約\14)だった。これってかなり高いんじゃないかな。
トイレは行ける時に行く。これがオジさんのスタイルだ。旅先では、我慢出来なくなってしまった時に限って見つからないことがままある。トイレを見つけた時には、搾り出してでも済ませてしまうに限る。今回も最後の一滴まで搾り出そうっと。
 店じまいか
バンコクに戻り、向かったのはチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットだ。ここは、週末の二日間だけ限定で開かれるマーケットで、雑貨、衣料品、食器、食材からペットまでと何でも揃っているところだ。その店舗の数はとんでもなく多く、1万を超えるそうだ。トルコアイス
店舗の場所は、商品によってエリアが決まっていて、売り場は決まっていて、雑貨エリアや衣料品エリアと決まっていて、問屋街といった感じだ。

そんな中、店舗ではなく、路上で物売りが始まった。売っていたのはブランド時計。風呂敷を広げて、それが店舗になっていた。
で、5分で販売終了!。即効で店じまいをしてしまった。店を開くのも早いが店じまいも早かった。風呂敷に商品をくるむと、それが店じまい。わずか数秒だった。明らかな偽ブランド。当局の摘発が厳しいのか、あっと言う間の出来事だった。名付けてゲリラ販売。

やっぱり、延泊して良かった。またバンコクに来ようっと。

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