シンガポール
Feb 2011
 特典旅行バンザイ
実は、前回の成田−バンコク路線はユナイテッド航空のマイレージ特典の無料航空券だった。そして今回の成田−シンガポール路線も同じくマイレージ特典航空券。但し、今回はデルタ航空のマイレージ。デルタ航空には一度も乗ったことが無いのだが、ノースウェスト航空との合併により、ノースウェスト航空で貯めたマイレージポイントがそのまま使えるってわけだ。

今や究極の原油高で、航空チケットには燃油チャージが当たり前に掛かる。チケットの値引き(格安チケット)はあるが、燃油チャージの値引きは無い。今後は航空券よりも燃油チャージのほうが高くなるなんてことが起こる知れない。ところが、理由は判らないがマイレージ特典航空券にはこの燃油チャージが掛からなかった(2010年11月現在)。いつの間にか溜まったマイレージを使うのは今がチャンスだ。

バンコクから帰国後、すぐさま残りのマイレージポイントを使うべく、ユナイテッド航空のマイレージ特典航空券を予約しようとしたオジさん。残念ながら、人気路線のバンコク行きはずっと空席が無く、やっとチケットが取れたのは翌年6月のフライトだった。
チャンギ国際空港内どうにも我慢が出来ないオジさん。次の旅行までのわずか半年近くが待てなくなってしまった。我ながら子供みたいだ。
当然ながら、バンコク路線は全く空席が無かった。目先を変えて、成田シンガポール路線を狙ってみところ、スグに席が確保出来てしまった。失礼ながら、ガラガラ路線のシンガポール行きはスグに予約が取れてしまった。フライトは2月。

目的地は、マレーシアのコタキナバルに決定した。
通常なら目的地を決めてからそこに辿り着くルートの航空券を手配するんだろうが、今回は席を確保し、それから目的を決めるスタイルになってしまった。

デルタ航空がチャンギ国際空港に着くのは深夜になってしまう。どうせなら、そのまま空港内で一夜を過ごし、早朝のフライトで次の目的地に出発したい。そうすると少ない休日(今回は5日間)の有効活用はもちろん、交通費から宿代までもが浮かせる計算だ。極力シンガポールでの滞在時間は少なくなるつもりだ。
コタキナバルへは、前々から行きたかったのはもちろんだが、シンガポールから直行便が出ている。それも朝早くの便。それがコタキナバルに決めた大きな理由だ。
 エアアジア恐るべし
シンガポール−コタキナバル路線を予約してから一週間後、「フライトキャンセルします」ってメールが届いてしまった。チャンギ国際空港を朝早く飛び立つ便ってことで往路はジェットスター、復路が時間帯の都合でエアアジアにしたのだが、その往路のジェットスターがフライトキャンセルしてしまった。
エアアジア
これは困った。往路を復路と同じエアアジアにすれば簡単なのだが、それだと出発が夕方発になってしまう。それだとシンガポールで一泊しなければならないし、コタキナバルの滞在時間が減ってしまう。

そこで予約したのは、クアラルンプール経由となるエアアジア便だった。これならそれなりに安上がりになるハズだ。

エアアジアは、LCC(ローコストキャリア)の代表とされる航空会社だけあり、格安な航空券を提供している。

特に、シンガポール−クアラルンプール路線は、ほぼ一時間に一本とフライトも豊富だ。国際線にもかかわらず、なんと8S$!(約\620)と破格な料金だ。
但し、空港税(これは納得)やら保険(我慢してやる)とクレジットカード決済の便宜手数料(訳が判らない)が追加で強制的に掛かり、合計で49S$(約\3,800)になってしまったがそれでも充分安い。
 観光名所マーライオン
工事中の看板ンガポールと言ったらマーライオン。
シンガポールには何度か訪れているのだが、まだ見たことがなかった。世界三大がっかり名所とも言われるところだが、実際にどれほどなのか見たくなってしまった。

往路はチャンギ国際空港で一夜を明かし、翌朝には予定通りにクアラルンプールに向かった。だが、復路ではどうしてもシンガポール市内での宿泊が必要だった。

シンガポールは正直言って、旅行先として触手の伸びない国の一つだ。公園都市と銘打つだけあって街並みは洗練され綺麗だ。ほとんどゴミも落ちていない。が、それは罰則があるから。他にもボウフラを発生させるなとか、ガムを噛むなだとか色々こと細かく罰則がある。

入国の際には、麻薬を持ち込んだらもちろん重罪。ガムを持ち込んだら重罪にはならないが、これまた罰則がある。ガム禁止は噛んだらポイ捨てやその辺に貼り付けをしてしまう恐れがあるから。だったら、この国からガムを無くしてしまおうって発想だ。なんでもかんでも罰則だらけだ。
そんなシンガポールには、東南アジア特有のどこかのんびりした、まったりと流れる空気が感じられない。そんなことを思うのはオジさんだけだろうか。
工事中のマーライオンそれはそれとして、せっかく一泊するんだから、市内散策でもしてどこか行って見たくなってしまうのは当然のことだろう。

空港で貰った地図には、しっかりとマーライオンの絵が描いてあった。最寄駅もMRTのラッフルズ・プレイス(Raffles Place)と判り、ここに行けばなんとかなるハズだ。
シンガポールの名所なんだから、近くに行けば判るハズ。
道行く人たちに聞くと皆が親切に教えてくれた。
 「あっちだよ。」
 「すぐそこだよ。」
 「ここだよ。」
何もないんだけど??目の前にあるのは、何かの工事現場の囲いだけなんだけど。・・って、もしかして。
マーライオンホテルとやらを建てる工事中だとか。んなこと、知らんがな。

コタキナバルからのフライトが2時間近く遅れ疲れているのに、ホテルでチェックインしてスグにMRTを乗り継いで来たのに、明日の帰国便は朝早いのに、違う意味でがっかりだよ。

Malaysia(3) ←  BACK | UP | NEXT → Taiwan(1)


Copyright 1998 mizyuki All rights reserved
.