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マレーシア(5)・・ジョホール・バル | Jun 2001 | ||||||||||||||
![]() ジョホールへ向かうバスターミナルも例外ではなく、むしろ、こちらのほうが多いようだ。バスターミナルを半円に囲む乗客の群れ。その群れに向かって呼び掛けるタクシードライバーもいる。マレーシアへ帰るタクシーだ。どうせ帰るなら、誰かを乗せたほうが得策だ。頭が良い。 1時間後、やっとバスに乗ることが出来た。時間は既に19:00を過ぎ、まさに渋滞のピークとなっていた。コーズウェイに押し寄せる車の洪水は、まるで規則法律に縛れるのがイヤで、この国から逃げ出すかのようだった。 バスが止まると乗客が一斉に走り出した。まるで、終電に駆け込むOLのような勢いだ。走る先にはイミグレがあった。彼らはシンガポール人とマレーシア人に大きく分けられたイミグレに次々と吸い込まれていった。 外国人用のはどこだろう。広いスペースを捜しても見つからない。・・あった、一番端っこにそれも一箇所だけ、更に人もまばらだ。 イミグレを過ぎるとバスが待っていた。しかし、ここまで乗って来たバスの姿はない。ここで初めて知った。てっきり、バスはジョホールへ向かうものと思っていたのだが、それはとんでもない勘違いで、バスは国境前でUターンして、今度はジョホールからの乗客を連れて帰るらしい。冷静に考えれば当たり前の話だ。 で、次はどうすればいいんだろう。よくわからないが、ここまで来たのと同じ番号のバスに乗れば良いらしい。良いらしいと言うのは、その辺の親父に聞いたらそう言われたからで、真相は不明だ。ここまで来たのは170番(2.4S$)、ここからも170番(0.8S$)。わけもわからず乗り込む私。
この時、既に21:00を過ぎていた。ジョホールへ来た理由は一つ。KL在住のSさんが、シンガポールへ向かう前日にここで宿泊するので、滞在先のホテルで合流する為だ。そこで部屋に居候するのが目的だ。 ![]() 「その方は宿泊しておりませんし、予約も入っておりません」「・・・??」フロントに尋ねると、S氏はここには宿泊していないと言う。まだチェックインしていないのではなく、その予定もないと言う。・・どうしよう。 あらかじめ聞いておいたS氏の携帯に電話すると、留守電。同行している奥さんの携帯は、出ない。 こんな時はどうするか、食事、ビール、タバコ、ロビー、寝袋、と頭の中をよぎって行った。なぜかビキティンギで見た不思議なオブジェもよぎった行った 最後にもう一度だけ電話してみよう。それでダメだったら、今晩も野宿だ。そう決めて電話すると、やっと出た。今、食事中とのこと。こっちはハラペコ。 なぜチェックインされていないと言われたのかは不明でも、とりあえず今夜は高級リゾートホテルで一泊。窓からゴルフ場が望める部屋での一泊。ベッドはキングサイズ。もちろん、私は寝袋に包まり床で就寝。・・腰が痛い。 |
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