マレーシア
マレーシア(6)
Jun 1998
 10日目

マレーシアのK・Lには、早朝7時着。アフリカと同じく、ここでも朝が遅くまだ暗い。到着口では、K・Lに転勤になっている先輩が出迎えてくれた。
いままでずっと一人で、日本語を話していなかった私には彼の姿が輝く天使に見えた。

先輩の自宅へ、彼の車(本人所有)で移動。早速、再会のビールを味わい、しばしの休息タイム。人の家に居るのに、自分に家に居るような安堵感が広がっていく。もうパスポートや現金の保管の心配をしなくとも平気だ。いままでは、これだけでも神経を使ってきたのだから、もう安心。
ひと休み後、たまたま当地に出張中の会社仲間2人と合流。環境が合わない(当然か)らしく、やつれ気味の彼らと一緒に市内観光へ出発。  

バツー洞窟K・Lの交通はしゃれにならない。誰もが好き勝手に運転している。ウィンカーを点けないのは当たり前、割り込み自由、スピード自由の無法地帯だ。車社会の文化の遅れは否めないようだ...。
以前、ジョホール・バル迄足を延ばした事があり、マレーシアに魅了されたが、ここではまるで雰囲気が違う。
洞窟前のサル

車は一路郊外のバツー洞窟へ。この洞窟はヒンヅー教の聖地であり、多数の信者が訪れるという。272段の階段(数えた人がいる)を登ると、鍾乳洞で出来た大きな洞窟が私たちを迎えてくれた。
アフリカでの疲れが抜けない私は、登り切る前にもうヘロヘロ。

市内へ戻り、次はチャイナタウンへ。多数の国にチャイナタウンがあり、朝から晩まで喧騒に包まれているが、ここマレーシアも例外ではない。チャイナタウン特有の雰囲気がここにれ流れていた。
通りを歩くと時計、衣料品、バッグ、食品等様々な物が目についた。中でも私が気に入ったのは、大文字のADIDAS財布、ベビーG(Baby-G)ならぬボビーG(Boby-G)時計。それも知らないうちに値段が下がっていく。歩くだけで楽しいところだ。

夜は皆揃って日本料理店で宴会。田舎物たちがなまりを交えて談笑していると、異国の地にいることを忘れそうだ。

 11日目

昨夜は、K・Lのど真ん中でガイドブックにも載っているフェデラルホテルに滞在。ロビーの床から壁までが大理石調の豪華ホテルだ。宿泊客も各国からきているようだ。日本人ツアー客はもちろん、インド系なのか奇麗なサリーを巻いた人、アラブの富豪らしい格好をした人、見たことのない民族衣装を着た人...。  

遠浅のビーチくつろぐ仲間たち今日は昨日に引き続き、皆で行動。目的地はK・Lから約100k離れたポート・ディクソン。マラッカ海峡での海水浴だ!

ここの海は遠浅、歩いても歩いても首まで海水に浸らない。腰まで浸るのにもだいぶ沖(?)に行かなければならない。おまけに着いた時間が干潮なのか、どんどん潮が引きますます沖が遠くなる始末。

ここのビーチはちょっとつまらない。ビーチといえば水着姿が当たり前なのだが、ここの人たちは、宗教上の理由(イスラム教が主)で人前で肌を見せる事が出来ず、誰も水着を着ていない。ご婦人は当然仕方無いのだろうが、男でさえも服を着たまま海に入るというビーチらしからぬ風情だ。
そんな中、海パン一丁の我々の目立つこと目立つこと...。  

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