カンボジア・・シェムリアップ(6) Jul 2005
 昼寝タイムふたたび
ハリハラ神の像
最後の日、ホテルでレンタサイクル($2)を借りて、市内をドライブ?!することにした。どうせ今日の帰りのフライトは夜中の12時だし、暇なら有り余るほど有る。むしろ、その暇な時間を有効に使うのに骨が折れるくらいだ。

市内散策に飽き、向かう先は昨日トンレサップ湖に向かう途中で見つけた雰囲気の良いレストランだ。雨季には水没するであろう穀倉地帯の真ん中を貫く道路脇に、高床式のシャレたレストランが数軒あった。その1つで読書でもしながら午後の惰眠を貪るって計画だ。

誰も居ないレストラン
ゆっくり(持病を気遣い)と、沿道の民家を眺めながらのサイクリングもおつなものだ。あいも変わらず寝そべっている犬。もちろん目を合わせてはいけない。
1時間も走っただろうか、目当てのレストランが見えてきた。窓はもちろん壁も無く、床は竹で編んでいるだけの、ハンモックを吊るした簡素なレストランだ。場末の温泉地のを思わせる、いかにものどかな雰囲気だ。食事をし、のんびりと昼寝をしていると、心地よい風が通り過ぎて行く・・zzz。
 雨ニモ負ケズ
活気ある市場
それにしても、まだまだ時間が有る。夕方近くになり、シェムリアップ川岸のベンチで横になっていると、どこからともなく現れたガキが1人、ベンチの隣に腰を下ろした。黙って見ていると、にじり寄ってベタベタと触りだした。何だこのガキは。それでも黙っていると、今度はポケットに手を入れ私の財布をつかみ出した。何なんだこのガキは。

そろそろ空港へと向かおうかと、預けた荷物を取りに宿泊先のホテル寄ると。またしても無情な雨が振り出してきた。そのまま雨が上がるのを待っていたが、一向に止む気配は無く、むしろ雨足はどんどん強くなる一方だ。

だぶん姉弟ホテルに頼みタクシーを呼んでも貰うことにした。やって来たのはバイクタクシー。無理も無いか、こちらはホテル代を惜しんで、昼前にチェックアウトしてしまった客。とても屋根のあるタクシーに乗り込むような上客には見えないんだろう。

雨の中、空港へと向かうドライバー。雨にもめげずなんとも頼もしい限りだ。ただ、残念なのはちょっとだけ背が低いことだ。雨粒がドライバーをすり抜け、こっちにも飛んでくる。
そして、空港職員に笑われながら、濡れた衣服を着替える私。

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