ネパール
ネパール(1)・・カトマンズ Jan 2008
 首都カトマンズは停電中
一時間も待たされ、やっとビザ(30ドル)を貰い入国だ。シーズンオフのこの季節でこれ程待たせるのだから、オンシーズンにはどれ程の長蛇の列になるんだろう。

ロウソクでライトアップ入国し、早速お世話になったのは客引きだ。入国ゲートを過ぎるとたくさんの客引きが待ち構えていると思ったのだが、待っていたのは、ひとグループだけ。
タメル地区(カトマンズで一番のツーリストエリア)のホテルに宿泊先を決め、タクシーに乗り込むと何故かさっきのスタッフが全員乗り込んできた。私の他にドライバーを含めて4人だ。今日はもう店じまいかな。
ボダナート
市内へ向かうタクシーのライトに照らされたのは、薄暗い街並みだ。2008年1月時点カトマンズでは、計画停電なるものを実施中で、一日に6時間もの停電を強制的に行っていた。
しかしながら、その時間帯は誰にも判らないそうだ。昨日は夜6時からの3時間と、深夜になりまた3時間でトータル6時間だったそうだ。今日も夜6時から始まったんでたぶん同じらしいが、明日は判らないと言う。何とも悠長な計画だ。これがもし大都会東京だったら、ひと晩で日本の経済は崩壊するだろう。

五体倒地を繰り返す信者なかには自前の発電機で店内を照らして営業している店もあるのだが、ロウソクの明かりで頑張っている店もある。寒いのか、道端で焚き火をしている姿もある。とても一国の首都とは思えない光景だ。

ホテルはタメル地区のど真ん中から少し外れたところに立地していた。ロウソクでおしゃれにライトアップされた階段を上がって行き、部屋に通され「良い部屋だろう」・・と言われても停電で部屋は真っ暗。渡されたロウソクで部屋を照らそうにも、ろくに見えず、ただ広いだけで良いのか悪いのかもさっぱり判らない。

日中は朝から狭い路地を、車やバイクとリクシャーが行き交い、時には身動きが取れなくなってしまう程だ。どう考えても一方通行にすべきなのだが、そうしたらそうしたで誰も守らないだろうから結局は同じか。また、市街地は排気ガスで空気は悪く、鼻の穴が真っ黒になってしまう程だ。
騎馬警察官
さすが観光地だけあって、数多くの土産物屋と商品があるのだが、困ったのは、土産物などの定価がない店だ。通常なら高く設定され、それを値切ったりしてお互いに納得の行く値段で折り合いが付くのだが、いきなり「いくらなら買う?」って言われても、相場を知らない身では皆目見当も付かない。
金をせびるサドゥー?!私の旅先での行動パターンは、まず散策すること。滞在先の宿を決め、とりあえずはその周辺を歩く。気になった店や観光できそうなところが目に付いたらまず寄ってみる。そして、徐々にエリアを広げ、バスや電車を利用して少し遠くまで足を延ばしてみる。地図を広げて目的地を目指すのも良い。間違って反対方向に行ってしまっても愛嬌だ。そうすると、ガイドブックにはないローカルな風景や庶民の生活を垣間見ることが出来る。
テンプー
ここカトマンズでも同様に散策開始を・・あっさりと道に迷ってしまった!滞在先のホテルは近くまで行けば何となく判るのだが、いかんせんホテルの名前を全く覚えていない。ヒントになるような名前すら浮かんでこない。思い出したのは、ホテルの名前を全く知らずに出掛けたことと自分が極度の方向音痴だったこと。

夜(深夜ではない)街中を散策していると、耳元で怪しく囁かれる「ガンジ・・」無視して通り過ぎると今度は違う奴に「スピード・・、チョコ・・」それ程寒くないと思っていたのだが、さすがに夜も深まると冷え込んできた。帰って寝ようっと。

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