ペルー(2)・・クスコ
Nov 2008
 インカ帝国の技術力に驚嘆
サント・ドミンゴ教会入り口午後1時、クスコ市内と近郊遺跡観光へと出発だ。主要な観光地のサント・ドミンゴ教会、サクサイワマン、タンボ・マチャイ、ケンコー、プカ・プカラなどを廻る混載ツアーだ。もちろん英語ガイドだ。 残念ながら英語が判らない私は、なんとなく理解し、迷子にならないようにするしかない。

サント・ドミンゴ教会の場所は、インカ帝国時代にはコリカンチャと呼ばれた「太陽の神殿」が建っていた。スペイン軍が侵略した当時は、壁一面が黄金に覆われていたと言われる。その全てが彼らに略奪されてしまい、残念ながら今はその面影すらない。中庭







その後、神殿を壊し、土台の上にスペイン風のこのサント・ドミンゴ教会教会を建ててしまった。ところが、その後の3度の大地震により、これらの建物はみな崩壊・・。皮肉にも、土台となったインカの石組みだけは、その頑強さからビクともせずに残った。

黄金を模ったレリーフまるで木造建築のように、しっかりと隙間なく積み上げたれた石組をみると、インカ文明の技術力の高さにただ驚くばかりだ。

金をはじめとする幾多の財宝を侵略者のスペイン軍に略奪されてしまったインカの人々。これほどの文明を要していたにも関わらず、いとも簡単に滅ぼされたのは、残念として言いようがない・・。
 でかすぎる巨石群

サクサイワマン城砦
ツアー客を乗せたバスは一路クスコの郊外へ。30分も走ると、野原が広がる場所に出た。
そこに見えたには、巨石群が300mの幅に並べられた「サクサイワマン城砦」だ。インカ軍がスペイン軍に最後の抵抗をした場所と言われいる。巨石がまるでパズルのように幾層にも積み重ねられおり、その一つ一つが全くの隙間もなくつながっている。

城砦跡での記念撮影

ガイドブックには、「カミソリの刃さえも入らない」と書かれていたが、本当にその通りのようだ。ピッタリと貼りあわされているのが判る。
私の身長よりもはるかに大きい石は、いったいどうやって運んだのか。この中で一番大きいものは、360トンを越えるそうだ。

サクサイワマン城砦








当時のインカ兵は夜には戦わず、夜には戦いをしないものと信じきっていた。そんな彼らは、夜襲を受けて滅んでしまった。頑強な石の砦をしても、いともあっけなかったそうだ・・。


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