パラグアイ(3)・・アスンシオン
Feb 2003
 なんも無いパラグアイ
なんと、今日は昨夜からの雨が未だ降り止まず、それどころか雨足が強くなり、土砂降りのような雨が降っていた。滝観光の次は、のんびりとバスで移動し、これまたのんびりとしたアスンシオンまで着ていた。ここでの宿泊先は、公園前のHOTEL EMBASSYと言うなんともおしゃれな雰囲気のホテルだ。
コロニアル風の建物それにしても、昨日は困ったもんだった。初めての場所はいつも困る。昨日もバスターミナルまでは順調に来たのだが、そこからの行き先が判らないのだ。とりあえず、いつものようにバスでセントラル(市街地)に向かうのは簡単だが、困るのはそこから先、どこで降りれば良いのか皆目検討がつかないのだ。昨日も昨日で、皆が降りるところで一緒に降り、そこから先はなんとなく流れに乗って歩いたのだが、右も左も判らないとは正にこのことだ。
ふと、目の前に大きな公園を見つけた時にはホッとした。色々と各地を巡ってみて気が付いたのだが、程度(雰囲気も)の良いホテルはこの公園付近が多いのだ。それに、公園の近くは治安も良い。
のんびりと、ビール片手にアサード(牛肉の串焼き)をパク付くにはもってこいの場所だそれにしても、ここアスシオンって本当に一国の首都なんだろうか、なんか静か・・。
 えっ、これって不法入国?!
霊廟前の衛兵当初の予定では、今日は朝からエンカルナシオン近郊にあるトリニダー遺跡を訪れようと思っていたのだが、この雨では観光どころではない。さりとて、ホテルで雨脚が遠のくのを待っているのも辛いものがある。
こんな時は、友人にハガキを立てるのも良いもんだと思い、びしょぬれになりながらも郵便局を探し当て、何とか投函することが出来た。
英雄広場の霊廟フライトが近づいていた。明後日にはサンパウロに着いていなくては帰国出来ない事態となってしまう。この時間、どこへ行くあても無く、サンパウロまでのバスの予約することにしよう。って又も方向を間違えてしまった。乗り込んだバスは市街地をどんどん離れ、ローカル色豊かな住宅地まで来てしまった。こんな繰り返しばかりで、いつも時間が掛かってしまう。
バスターミナルでチケットを予約しようとすると、またも訳の判らないスペイン語での対応。英語も判らないのに、スペイン語なんてチンプンカンプンだ。
どうやら、パスポートを見せろと言っているようだ。で、私のパスポートを開いて見るなり「ダメですね。乗車できません」(何故かこれは理解できた)。理由は、パラグアイの入国スタンプがないから。
そう、ここから乗ろうとしていたのは、正に国際バス。ちんけでも国際バス。正規ルートで進むバスは、当然ながらパラグアイそしてブラジルのイミグレを通過するのだ。入国スタンプ無しでは、無理なんだね。パラグアイから第三国で行くなら当然だろうが、結局は元のブラジルへ戻るから良いのかなと思っていた。そう言や、国境にある「友情の橋」の手前で一瞬だけバスが止まったのは、イミグレに寄る乗客を降ろす為だったんだ(誰一人降りなかった)。のは、ホント常識知らずでございました。
それにしても、チケットカウンタに居た美人のお姉さまお二人、言いたいこと言ってすぐに奥に引っ込んでしまった。こっちが困っているんだから、もう少し気の毒そうにして欲しいもんだ。なんか感じ悪ぅ。でも、これって不法入国?!
 のんびり気分は一瞬だけ
戯れる犬慌ててホテルに引き返し、すぐさまチェックアウト。向かうはシウダー・デル・エステだ。そこまで行って、まずはブラジルへ移動。そんで、ブラジル正規出国、その後パラグアイ正規入国。それからまたパラグアイ出国、ブラジル入国・・めんどくさ。それに雨で濡れた服と洗濯物が乾いていない。仕方がない、バスの中で乾すとしようっと。

それにしても、パラグアイはなんかのんびりとしたところだ。その国民性はマテ茶で説明できるような気がする。このマテ茶、日本の緑茶と同じような味がするのだが、葉っぱを全く濾していないので、ゆっくりと飲まないと口が葉っぱが口に入ってしまうのだ。だから、のんびり・・。

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