ブラジル(2)・・イグアスの滝
Feb 2003
 久しぶり?!のホテル
壮大なパノラマイグアス観光では、拠点をパラグアイのシウダー・デル・エステにした。ここは、ブラジル、アルゼンチンとの国境近くの街で、両国に比べて物価が安く色々な品々がマーケットに並べられている(特に衣料品が多い)ところだ。マーケットの賑わいは、南米と言うよりもむしろ東南アジアのそれを彷彿させる。
また、入国に際してはこの街のみで滞在するのであれば、イミグレを通る必要はなく、簡単に行き来できる便利なところだ。→但し、これが後日災いとなった・・
投宿したホテルは市街地に位置する星がいくつも並びそうなCONVAIR HOTELの真向かいのMI ABUELAだ。エアコン(天井の扇風機)もあるし、バスタオル(雑巾の匂いがした)もある。それになんと言っても暖かい(ぬるい)シャワーが浴びれるのが嬉しい。時差ボケと疲れた身体を癒すには充分だ。料金も手頃なUS$4。
 今度はブラジル側から
バス発着所今日はブラジル側の滝を見に行くつもりだ。その為には、まずブラジルへ行かなければならない。早めにホテルを出て、滝行きのバスが通るブラジルのFoz do Iguacuの通りでバスを待つが一向に来ない。待てど暮らせどバスが来ない・・。
仕方が無いので、始発のバス発着所まで歩いて行くと、なんか見たことのある場所に着いた。ここは昨日来た所、アルゼンチン側の滝へ行くバスが出ているところだ。やっと判った、このバス発着所では、同じ場所からアルゼンチンのPurto Iguazuとブラジル側の滝行きが出ていたのだ。わずかにバスの止まる場所が異なるだけ、それで昨日は間違ってアルゼンチンまで行ってしまったのだ。それに、ブラジル側の滝行きバスの表示はCataratasではなく、National Park これじゃバスが来ても気がつかなったハズだ。
 広大な滝
怒涛の如く滝ブラジル側の公園は設備が整っている。アルゼンチン側は滝を観るのがメインで、施設らしき物は少なくエントランスも殺風景なのだが、こちらは施設が充実しており、土産物屋のところ狭しとグッズが並べられ、いかにも観光客向けって感じだ。カラフルなバス

ブラジル側は、カラフルな二階建てのバスが滝近くまで運んでくれた。親切にもスペイン語と英語でテープが流れ、これからいよいよ滝を観に行くんだと興奮させてくれる。

そして、いよいよ真正面から滝が観える場所へ。ここはパンフレットや絵ハガキで良く見る光景と全く同じだ。カメラの放列が並び、ブラジル観光と言うよりも南米観光の目玉となっている。
アルゼンチン側では、足元から滝に落ちて行く迫力を実感でき、ここからだとその落ちるさまをつぶさに観てとれる。4kmにわたって続く滝は、大小の滝がダイナミックに流れ落ち、広大なパノラマを描いている。
観光スポットだね
遊歩道では時折小動物が顔を出し、観光客を誘ってくれた。観光客慣れしておらず、姿を現すとすぐに隠れてしまう様は、圧倒的な力を見せつける滝といかにも対照的だった。

また、時折爆音を轟かせながらヘリが上空を舞い、遊覧飛行を楽しませていた。貧乏旅行を余儀なくされているのでヘリには乗れなかったが、上空から眺める滝の全貌は、ここから観るそれとは違い、更にスケールの大きなものになっていただろう。
ひぇー 怖
もうひとつ面白いツアーがある。滝近くまでボートに乗って近づくツアーだ。
例外なくびしょぬれとなり、その水しぶきに飲み込まれそうになるスリル溢れる内容だ。上から見ているだけでも、あわや飲み込まれるのでは?!と思ってしまうほどなので、当の本人達は更にとんでもない思いをしていることだろう。
濡れるぞー

遊歩道の最終地点には、滝壷近くまで行ける橋が掛かっており、近づくだけで水しぶきで全身がびしょぬれになってしまう。
 どっちも良いぞイグアス
ブラジルとアルゼンチン、どちらの滝も壮大でスケールの大きさを目の当たりに出来、その素晴らしさを実感できる。
私の印象としては、野性味溢れ肌で感じるアルゼンチン、パノラマの景観がピカイチなブラジルって感じかな。
もし、どっちが良いって聞かれたら、どっちも良いって答えるだろう。その両雄は優越を付けるのが困難なほど見事です。

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