パプア・ニューギニア
パプアニューギニア(4)・・マウント・ハーゲン Jun 1993
 シンプルな宿で

快適お宿


マウント・ハーゲンでの宿ハウスポロマンの部屋はとてもシンプル。屋根はカヤのようなもので覆い、床と壁は木の皮が編みこまれていただけ。

夜11:00になると、電力を供給する自家発電が止まり、あたりは真っ暗になり闇の世界へ引き込まれる。
ポロマンの仲間たち




ハウスポロマンのスタッフとご近所さんたちは、とても親切だ。ここを訪れるのが、隣国オーストラリア人を中心とした白人が多く、東洋人が珍しいせいだか、皆が話しかけてくる。外を歩いていても、姿をみかけると遠くからでも挨拶してくれる。

ご近所さんにこちらから先に声をかけると、やけにうれしそうな顔をするのが印象的だ。

 けもの道にみえるんですが
生活道路


朝、近くを散歩していると少年ジョセフが村に行こうと誘ってくれた。彼の案内でついては行ったはいいが、サンダルばきではつらい。

本当に道なんだろうか。泥んこで滑りついにサンダルを脱ぎ捨て、裸足になった。なんとなく、地元の人たちとの距離が近くなったような気がした。

そんな遠くの村にも教会がある。西洋の文明(あまりこの表現は好きではない)が入ると同時に、キリスト教の布教が始まるのはどこの未開の地(この表現も好きじゃない)も同じらしい。どんな小さな村にも必ず教会はあるという。
全員集合



ジョセフと1時間以上歩いて、やっと集落に着いた。とりあえず、子供の写真を撮ろうかと思い話しかけると、いつのまにかどんどん人が集まって来た。家族全員なのだろうか。

散歩から帰ってくると、宿の前では見事な蛮刀を手にしたおじさんが一人、鼻くそをほじりながら近くの沼を眺めていた。

おじさんとの会話「あの沼なに?」魚も溺れるようなどんよりした沼を指さす私に、鼻くそをほじりながら答えるおじさん「シャワー」。「えっ、飲み水も?」「ノー」。「じゃ、飲み水は?」「レイン」。蛮刀で示した先には大きな樽がたくましくそびえていた。「サンキュー」「ウェルカム!」おじさんは、隠していた方の手を私に向かって差し出した...。  


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