オーストラリア・・エアーズロック(3) Sep 2009
 ここはアボリジニの聖地
真っ直ぐ延びる登山道
風が吹いている。
心地の良い そよ風が吹いている。

ウルル登頂は、アボリジニの文化的な理由で突然中止となることもあるそうだ。雨が降っても中止。雨が降りそうでも中止。
そして、我々観光客を悩ませるのが風だ。明らかな強風なら仕方が無いが、今日のように麓でちょっと風が吹いただけでも、頂上では強風が吹き荒れることもあるそうだ。なるほどこの急斜面では、滑落事故の危険がある。

ガイドの説明では、催行率は約50パーセント。但し、これが曲者であくまでも年間催行率であって、同じ時期でもその年によっては10%だったり80%だったりと、まったく予測出来ないそうだ。
登山禁止の看板



はてさて、今日はどうだろう。
ガイド曰く、「何年もガイドをやっていますが、こればっかりは行ってみるしかありません」ホント、誰にも予想が付かないようだ。
登山道遠望



ふと思いだした。オジさんは雨男。何かを計画すると、まずは基本的に雨。それとも、日ごろの行いが悪いのか。
「残念ですが・・」ガイドの一言に静まる観光客一同だった。


風が吹いている。
心地の良い そよ風が吹いている。
 怪しい姿のオジさんが行く
池に向かう遊歩道
登山は中止。今日のツアーは、麓散策のマラウォークに変更だ。
ツアー一行は登山口からぞろぞろと、壁画を観たり、アボリジニの伝説を聞きながらの散歩コースに出発だ。

途中、写真撮影禁止の場所があった。聖地の中でも特にも神聖な場所で、撮影禁止の看板が立っていた。
考えてみれば、エアーズロックの写真はあちこちで見ることが出来るのだが、何故かその殆どが同じ構図だ。
その角度からが美しいし、撮影し易いのだろうが、神聖な場所を避けると、どうしても同じような写真になってしまうのかも。

壁画
突然、なんの前触れもなく転びそうになった。
石に躓いた訳でも、段差に引っかかった訳でもない。
履いていたスニーカーの底がペロンと取れてしまった。

登山用に履きなれたスニーカーを履いてきたのだが、それなりに年季の入っていただけに、壊れてしまった。
とりあえず応急処置として靴紐を解き、ぐるぐると巻いてしまったが、いつまで持つか判らない。紐が切れたらおしまいだ。
もし、これが登山中だったら、転んで擦りむいたくらいでは済まなかったかも。ってポジティブすぎるかな。
自然のシェルター
マラウォークの次は、アボリジナルカルチャーセンター訪問だ。
ここでは、アボリジニの歴史文化が展示物で判るようになっている。

ここでたまたま、アボリジニの家族と遭遇した。なんともインパクトのあり過ぎる容姿が印象的だ。
同じツアーに参加をしていた方々は誰も気が付かなかったそうだが、それはトイレに行く回数が特段に多い(頻尿)んで、おのずと単独行動が多いからかも。

そろそろスニーカーは限界だ。歩くたびにペッタン。ペッタン・・。

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