カナダ(6)・・ナイアガラ・フォールズ
Feb 2003
 ツアーで滝へ
真冬のナイアガラフォールズドキドキして来た。次はいよいよ私の順番だ。宿の掲示板に貼り付けてあった「ナイアガラフォールズツアー BY JOJO TOUR」 なる日帰りツアーを見つけ、そのC$40の安さと宿からの送迎付きの魅力に参加したのは良いが、その元気なツアーオペレーターの一言で一気に気が滅入ってしまった「それじゃ、各自自己紹介をしましょう!」だから私が英語が喋れないってば。
メキシコ、ロンドン、サンパウロ、スロバキア、そして日本と総勢10名の異国からやって来た団体ツアー。皆が次々と流暢な英語で紹介を始める間、何を喋っているのか皆目検討がつかない私は、ただ首を捻るのみ。
凍てつく滝

そして、いよいよ私の番「・・英語喋れないんだもん。・・滝で置き去りにしないでね」それが精一杯の自己紹介。でも、なんか受けちゃったみたい。

途中、定番のワイナリーのワイン工場でアイスワインの見学と試飲タイム。二時間ほど掛けてついにナイアガラフォールズへ。ゴージャスなホテル、はるかに高い展望台、カジノとさすがは世界三大瀑布の観光地だけあって充実した施設が整っている。

で、早速、観光目玉のテーブルクロックへ。う〜ん、さすがはオフシーズン真っ只中、レストランから土産物までその殆どの店舗が閉まっている。そしていよいよ滝を観に・・
う〜ん、凍てついている。大きな氷の塊がどんどん滝に流れ込んで行く。
 凍てついた滝一番はどこ
レインボーブリッジいつしか、世界三大瀑布を完全制覇してしまった。アフリカのビクトリアフォールズ、南米のイグアスの滝、そして北米のここナイアガラフォールズ。
もし、どこが一番だったと聞かれたらなんと返事をしよう。力強さ、壮大さ、それぞれに趣きがある。でも個人的には、イグアスが一番じゃないかな。あの広大で圧倒的な迫力は他を寄せ付けぬ威厳さえ感じてしまう。ナイアガラフォールズとは、ちとスケールの差があるんじゃないかな。まぁ、冬に来たってのがおバカなんで、オンシーズンに来れば気が変わるかも・・
 そして帰国
待てど暮らせどバスが来ない。フライトの時間から逆算すると、そろそろ空港へ行かなくてはならない時間だ。宿をチェックアウトしたのは8:00丁度。早めにチェックアウトしたかったのだが、管理人室は朝8:00からしか開かなかった。知らなかったのではなく、しっかりとそこに書いてあったのに気が付かなかったのだ。
通りで出て来るハズがなかなか来ない。待つこと一時間近くでやっと来た。空港までなので、それ程厚着をして来なかったのが災いした。すっかりと冷え込み、バスチケット代を支払うにも手がかじかんで思うように動かないほどだ。
寒さに引きつる笑顔成田までのフライト。今度こそと、鼻息を荒くしてまで路側の席を確保したのだが、機内ははガラガラだ。中央席の4人分をキープして横たわるなんて、なんかビジネスクラスにでも座った気分だ。

帰国後、久しぶりの我が家への電話、どうやら怒っているようだ。それもそうだろう。「出張に行く」と一言いって、その後半月も音信不通。更には携帯電話の電源もOFF。女房の引きつった笑顔が浮かんでくる。
恐らくは、これで海外への遠征は当分無いだろう。しばらくは、家で静かにしていようっと・・でも、エアカナダってスターアライランスチームなんだよね。アジア無料往復券貰えちゃう! 

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