カタール
カタール Jan 2008
 産油国バンザイ
カタール航空今日日、原油の急激な高騰により、ガソリンを始めとした精製油はもちろんのこと、油を使用して作られるマヨネーズからカップラーメンまでもが、値上げの対象になってしまった。
航空機のジェット燃料は、もちろん真っ先に大幅な値上げとなり、燃油サーチャージなる付加金がどんどん徴収される状態となっている。
その為、せっかく格安チケットを見つけても、よくよく総額を計算しなければ、そのチケット代金の半分以上の代金を追加徴収され、結局は高い航空券となってしまうのが昨今だ。

今回の旅行地ネパール行きのチケットを入手するにあたり、当初はバンコク経由にトライしたのだが、いかんせん人気路線のため、全く空席がなく、あえなく断念してしまった。
色々と調べて今回選択したのは、カタール航空だ。路線は、羽田→関空→ドーハ→カトマンズ→ドーハ→関空/伊丹→地方空港と、機内滞在時間が長くなり、航空機マニアならさぞかし大喜びすることだろう。

選択した大きな理由は、前述の燃油サーチャージが要因だ。さすが産油国だけあってか、遠くドーハを経由してカトマンズまでフライトするにも関わらず、近くのアジア第三国を経由してカトマンズまで行く路線と燃油サーチャージが大して変わらないのだ(2008年1月当時)。おまけに、スターアライアンスの提携航空でもあり、マイレージも貰えるのだからそれなりにメリットはあるハズだ。
ドーハ国際空港
関空を離陸してわずか30分後、一気に力が抜けてしまった。水平飛行に移ってからの機内アナウンスがアラビア語から英語、そしてやっと日本語になった時、「・・フライト時間は12時間を予定」の耳を疑うようなアナウンスが・・。
フライト時間が12時間という事は、頻尿の私は常に1時間に1回はトイレに行かなければならない。すると単純計算で12回もトイレ通いをしなければならないじゃないか(結局6回で済んだが)。

長い長い飛行時間・・。一人旅では会話する相手もなく、トイレに立ち、本を読み、ひと眠りし、トイレに立ち・・時折テレビモニターではメッカの方角が親切に示されていた。

キッチリ12時間後、やっと着いたドーハ国際空港は思ったりよりも狭く、免税店に到っては並ぶ商品も少なく(もちろんリキュール類は皆無)、まるで某大国から経済制裁でも受けているかのようだった。

燃油サーチャージに関してちょっと補足

今回の旅行で色々と航空会社キャリアを比較してみたら、燃料サーチャージの設定の違いに驚いてしまった。例を挙げると、香港または台北には安いCX便だと\1,600にも関わらず、最も高いJL便では\7,500と大きな開きがある。また、今回のルートを見ても、QR便のKIX→DOH→KTM路線の距離が7,018マイルで\10,700。これが、NRT→BKK路線がたった2,594マイルにも関わらず¥12,500も徴収されてしまう。
従来だったら、格安チケットに飛びつけばそれなりに安く旅行ができたのだが、原油が高騰してからは、この燃油チャージを考慮しなければならず、どの航空会社のチケットなのかも重要な要素になっている。
(2008年1月現在)

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