台湾
台湾・・台北(3) Feb 2009
 温泉でリベンジ
「温泉レストラン」と言うんだそうだ。台北から日帰りで行ける「沙帽山温泉」には、レストランが併設された温泉が集まっている。それも入浴は24時間営業!とは驚きだ。
台湾の温泉は料金が高く、それも水着着用でなければ入れないところが多い。ここ「沙帽山温泉」はそれほど高くも無く、すっぽんぽんのフルチンでもOKなのだ。
沙帽山温泉入り口
今回の台北での目的のもう一つは温泉だ。前回の韓国は仁川でのガッカリが有ったので、そのリベンジでもある。九分から台北に戻り、宿のタオルを持ち出して準備万端で出発だ。
楽しい看板







向かった先は、「川湯温泉」。MTR石碑駅からバス(15元)で最寄のバス停となる行義路三段まで行くと、山間に温泉地が広がっていた。その最も奥に位置する温泉が「川湯温泉」だ。理由は、ただ単にレストランのメニューに日本語が有るってこと。

「川湯温泉」は、日本を意識した「和風」の造りとなっており、演歌をBGMに迎えてくれる念の入れようだ。
ここでは、レストランで400元以上の食事をすると200元の入浴料が無料になるサービスとなっている。もちろん、メニューを見ながら400元以上になるように注文しなくちゃ。
川湯温泉
鍋料理を頼んだところ、店員に却下されてしまった。なんでも、量が多いので一人で食べきれないとの事だ。店員に勧められるままに頼んだのは、焼きそばとはまぐりスープ、ついでにビールだ。これで490元となり、温泉入浴が無料だ。
多すぎる食事






レストランは渓流沿いに位置しており、せせらぎを聴きながらの遅い昼食だ。それにしても、大盛りの料理だ。とても一人前とは思えない量!
そして、料理の味はと言うと、アレッ?!味がしない・・。これって失敗作?

腹も膨れ、温泉入浴タイム。午後のひと時を、まったりとした時間が過ぎて行く。地元の裸のおっさん達に混じって、束の間の骨休めだ。にしても、おっさん、立ったまま身体を洗うもんだから、水が撥ねてくるだろう。
 Mに目覚める
夕食を兼ねての夜の散歩でやってきたのは、MRT龍山駅から歩いてすぐの華西街夜市だ。ここは、夜市の規模がそれ程大きいわけではないので、歩きやすいところだ。小さな飲食店や露店が立ち並び、地元の人が遅くまで行き交っている。なんでも、ここは昔、赤線があったとかで、怪しい精力剤があったりもする。
夜市で鶏3元
通りを歩いていると、オバさんが声を掛けて来た。「マッサージしていかない。割引しておくよ」。
マッサージとは、怪しいアレではなく、足つぼマッサージだ。私は、割引とか無料とかサービスとかの言葉にからっきし弱い。その囁きが耳に届いてしまうと、ついつい足が停まってしまう。

わずか3秒で後悔してしまった。人は本当に痛い時には声が出ないもの。痛いってもんじゃない。
悶絶する隣では、先客のオッサンが微動だにせず、くつろいでいる。あまりの痛さに気を失っているわけではないようだ。
龍山寺の牛
痛いって言うと、「ここが痛いのかぁ」って更に力を入れるマッサージ師。アンタは「S」か。平日の休み(休業)を奥様には、出張と偽ってここまでやって来たが、ついに罰が当たってしまったようだ。

通りから指をさして笑う人。ガラス越しにカメラを向ける観光客。人の不幸はそれ程楽しいかい。サービスの45分がこんなに長いとは思わなかった。お願いだから、もうやめてぇ。

夜の台北を、涙ぐみながら歩いているおっさんを見たのなら、それは私。

Taiwan(2) ← BACK | UP | NEXT→ Australia(1)


Copyright 1998 mizyuki All rights reserved.