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台湾(2)・・台北 | Jul 2002 | ||||||||||||||
温泉で憩う | |||||||||||||||
今日も朝から当然のように雨が降っていた。昨夜は台湾名物の屋台で夕食と摂ったが、なにぶんメニューの見方が判らないので、何を頼んだのか未だに判らない。牛(たぶん)の腸をタレに付けて食べる**牛**湯(だったような)と言う名の料理だったハズなんだが・・。 朝食はボリュームのある牛肉麺だ。ちと臭みが気になり朝に食すのは好ましくない味だった。 ![]() MRTを乗り継ぎ最寄駅(といっても烏来まではまだ遠い)近くのバス停で雨の中バスを待っていると、親切なタクシーの運ちゃんに「乗ってかない、100元だよ」と誘われた。一緒に待っていたオバちゃんにこれまた親切に勧められるままタクシーに乗り込んだ。人の親切は素直に受けるのが礼儀かな。 ![]() 烏来風景区に入り、原住民(台湾では先住民をこう呼ぶ)のタイヤル族を見学できる烏来山地文化村まで行こうとしたのだが、残念ながら連絡用のトロッコが動いていなかった。雨の為なのか、はたまた乗客が少ないので運休していたのか不明だが困ったものだ。 仕方なく線路伝いに歩いて行くことにしたのだが、運動不足の身では結構キツイ。それに、なぜかここは犬が多く、こっちを見て唸り声をあげている。犬は苦手だ。更に間の悪いことに、烏来瀑布が見える所まで来ると一気に雨脚が強くなってしまった。 あっさりと雨の中の行軍を諦め、風景区入り口まで戻って来た。それにしてもこの辺り一帯の雰囲気は、まさに日本の温泉街そのものだ。温泉場が立ち並び、食堂から土産物屋までそっくりだ。 運ちゃんから貰った優待券の使える温泉場をたまたま見つけ、束の間、異国での温泉で疲れを癒すのでありました。 |
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台北のアキバ | |||||||||||||||
台湾は不思議な国だ。正式名称は「中華民国」、日本と同様に独自の年号を用いていて、今年は中華民国91年だ。また、この国は国連に属していない。スイスのような永久中立国の思想ではなく、大陸(中国)の国連復帰に伴い、国連を脱退してしまったのだ。外交を結んでいる国もアフリカや中南米が主で、もちろん日本とも正式に結んでいるわけではない。 大陸との軋轢は大きい。日本でも、最近まで(’02/4)は台湾国籍の発着便は羽田だった。大陸と一緒になることを良しとしない意向(大陸側も)の為、新国際空港(成田)が完成しても、依然として羽田に留まっていたのだ。 外部では台湾を自国の一部と見なしている大陸からの露骨な圧力、内部では本省人(もともとの台湾人)と外省人(大陸からきた人)の軋轢もあり、火種にはこと欠かない。 ![]() 日本の電気街と言えば東京秋葉原、通称アキバ。台北でもそんな場所がある。場所はMTR忠孝新生近くにある光華商場とその付近一帯だ。現在、パソコン部品ではマザーボードから液晶ディスプレイまで殆どの部品は台湾製であると言って過言ではない。本家アキバでも台湾製が所狭しと並んでいる。まさにここはパソコン市場の本場だ。 ![]() 店員に「静音電源」と紙に書いて渡すと、すぐに「超静音電源装置」(1350元)なるものが出されてきた。さすがは漢字の威力は大きい。他の店でも同じ「超静音電源装置」が出された。こっちは1250元(\4625)、きっと本場のアキバよりも安いんだろう。 はて、領収書と共に貰った保証書って何か役に立つ機会があるんだろうか。 |
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あっ、おんなじだ | |||||||||||||||
![]() 道を尋ねるにしても、筆談でなんとか理解しあえるので不安が少ない。また、食事にしても食材は似たようなものが意外と多く、これまた同じ箸文化なので特段煩わしい作法も必要ない。 更に、台湾の人々は日本人と顔立ちが良く似ている。その為、いたるところで声を掛けられた。道を聞かれたり、MRTの切符の買い方を聞かれたりと、台湾人と区別がつかないので無理もない。こちらで区別が付かないんだから向こうでも判らないのは至極当然のことだ。 しかし、ここで日本人との大きな違いを発見した。見た目は確かに判らないが、一つだけ大きな違いがあるのだ。それは歩くスピードだ。田舎物の私は都会の暮らしが慣れていないので歩みが遅い。が、台湾では更に歩みが遅いのだ。さすがにエスカレーターでは右側に立って脇を追い越させる習慣があるが、それ以外ではホントに遅い。日本人がせっかちなんでそう感じるのではなく、韓国やシンガポールと比べてもはるかにスローペースだ。 |
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帰国後、驚くことがあった。台湾で猛威を奮った台風6号が日本へ上陸し、そのまま私の住む街(一応ね)までやって来ていたのだ。幹線道路まで冠水し、学校は休校となり地元では結構な騒ぎだったそうだ・・。 | |||||||||||||||
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