韓国
韓国・・ソウル Feb 2002
 冬はやはりソウル
ある日、女房からお告げがあった。「あと5年は旅行に行かないように!」
そんなバカな!前に受けたお告げも同じく5年間だった。それから5年が過ぎ、今年で解禁令がでるハズだったのに・・この5年間、ずっと我慢し続けたのに・・

踊る踊るキャンガル「やっぱりケジャンはおいしいねぇ。」「うんうん、ウマイウマイ」(日本語訳:ケジャン=カニキムチ)
冬のソウルを満喫する二人。昨年に引き続き、今回も釣り仲間のA氏と同行だ。
仕方ないんです。女房の出国禁止令が解けないんで、又も黙って行くしかないんです。いや違う、黙って行くなんて、人聞きの悪いことを言ってはいけない。恒例の出張です!

わずか数日前、たまたま二人で交わした会話「そろそろ・・」もうこれで決まってしまった。その日の内にパック旅行の手配が完了してしまった。お互いパック旅行は苦手なのだが、この冬の時期はそれが断然安いので、こっちの方が得策だ。

わずか一年、韓国は大きく変わっていた。国際空港は金浦から仁川へと場所を移し、夜の歓楽街(?)梨泰院にはいつの間にか地下鉄が通っていた。
でも、他は変わらない。消えない明かりの中での喧騒と雑踏はいつもと変わりなく、我々を迎えてくれた。
 同業会社はダメよ
東大門の軒韓国では、同業会社(共同経営の意)は長続きしないんだそうだ。必ずどちらかが良い思いをし、どちらかが泣きを見る結果にあると言われており、更に後者はやがて前者を妬んでしまうのが根底にあるらしい。

そんな土地柄か、個人経営の店舗がやけに多い。まぁ、店舗とは行ってもリヤカーや木箱を並べただけのこじんまりしたのが多いんだけど・・。
ソウルの2大マーケットの南大門と東大門では、そんな店が軒を連ね、吸い寄せられるように人々が集まってくる。それは夜の帳と共に益々増えて行く。

南大門では店舗が一万軒を超え、方向音痴の人は目当ての店に辿り着くのが困難だ。
前回の引き続き、今回も愛用のメガネを購入しようとしたのだが、お気に入りのメガネ店を探すのに一苦労してしまった。ん、オレも方向音痴だったんだ!
 いいぞ!酔っ払いのリーマン
なぜか今回は酔っ払いのサラリーマン(たぶん)の姿をよく見かけた。たまたま宿泊したホテルの周りが温泉マーク旅館と床屋さんがやけに多い場所で、観光地にはかけ離れた場所だったからかも知れない。
(日本語訳:温泉マーク旅館=この場合ラブホ、床屋=この場合ソープ系風俗店)
1.酩酊して千鳥足、おまけに目がうつろ
2.道路のど真ん中で車を止め、叱れる
3.コンビニのウィンドーに向かって立小便
某局の「サラリーマン早調べクイズ」をここで企画したら、さぞかし視聴率の上がるVが取れるんじゃないだろうか。
 ガイド怒らす?!
キヨスクのような店行動を拘束されるのが嫌いなA氏。帰りの迎えは要らないとガイドに言い出した。
「それじゃ困ります」ちょっと機嫌を損ねた様子のガイドさん
「迷惑は掛けないよ。もし、帰国便に乗り遅れても自己責任でいいから」食い下がるA氏
「・・・それじゃ、一筆書いて下さい」なんか怒ったみたいなガイドさん
「OK♪」うれしそうに誓約書を書くA氏

そんなこんなで、帰りはKCAT(都心空港ターミナル)になってしまった。
ここKCATは、東京のT-CAT(箱崎空港ターミナル)のような場所で、チェックインから出国審査まで事前に済ますことが出来る優れものだ。
仁川空港で長い列を並んで待つことが一切不要で、すんなりと通過できるのがうれしい。なによりも、事前にチェックインを済ましているので、ソウル名物の渋滞でたとえ便に間に合わなくとも、フライト自体を待っていて入れているのが、有りがたい限りだ。

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