韓国
韓国・・ソウル Jan 2001
 冬のソウルふたたび
ある日突然、釣り仲間の某氏からメールが届いた。「突然なんだけど、今週末に一緒に韓国に行かない?」急な話しで驚いた。
メールの続きはというと、一緒に行く予定だった相手が急に都合が悪くなってしまい、その代役にどうかという内容だった。
行きたいのは行きたいが、海外には先月行ったばかりだし、仕事を休めるかどうか、それよりも家にはなんて説明しようか。今回もどこかに出張ってことにしようかな・・。
「返事を急ぐので、明日までに連絡欲しい。」本当に急な話しだ。

南山公園数日後、金浦国際空港には某氏とふたりで降り立つ自分の姿があった。ここしばらくは一人旅だったので、同行者がいることは何とも頼もしい限りだ。
だが、この某氏、単なる同行者ではなかった。韓国(ソウル)には年に何度も訪れるエキスパートだった。「たまにソウルに行くんだよね」などと言っていたのは聞いていたが、出迎え(一応パック今回も旅行)のガイドを残し、「時間がもったいない」と模範タクシーに乗り込んでしまった。
行き先がわかるのかと心配する私をよそに、車窓からソウル風物詩の交通渋滞を眺めながら「先月来た時よりも混んでるなぁ」ってあんたも先月来たばっかりじゃん。

 怪しい床屋さん
とある路地裏へ入り、「この辺に地元の人が行くおいしい店があるんだ」あえて観光客が訪れないような所を目指す某氏。記憶を頼りに突き進む後ろ姿は、とてもただの観光客には見えなかった。
南大門、梨泰院、新村と散策がてら飲み食いを続け、いつしかソウルの夜は更けて・・いくはずがない。ここは眠らない街だ。眼鏡店でさえ、24時間営業をしているところがあるほどだ。

怪しい床屋散策中にグルグル回る床屋マークを見つけてしまった。ちょうど今朝から散髪したいと思っていたところだった。むろん、床屋怪しい店だってことは当然知っている。それに、夜11時を回っても開いている床屋なんてあるんだろうか。たが、今はどうしても散髪したくなってしまった。
怪しい店でも、床屋マークの看板を出しているわけだから、散髪くらいできるだろう。そう思い地下にある床屋に入ると、妙に暗い。部屋(なぜか個室)に通され「ちょっと待ててね」と、これまたなぜか薄暗いピンクの照明の下に椅子を倒され、待たされてしまった。
しばらくしてやってきた美容師(?)は、妙に色っぽく、露出度の高いワンピース姿で現れた。これって、もしかしたら、そのものズバリなんだろうか・・。


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