バリ(4) Feb 2006
 高額マジックショー
朝練の風景ツアーから帰っての夜、今回の旅行で出納係りを任ぜられた私には気になる事が。どう計算しても、今日両替したお金が100, 000ルピア(約¥1,500)足りないような気がする。ツアー代金や食事代を差し引いても、間違いなく足らないのだ。
今日の両替したところは、通りでも最も換金率の良いところだった。他は押し並べて同じようなものだったが、そこだけは抜きん出て率が良かったのだが・・。
海辺の家族翌日、敢えてそこで両替をすることにした。
一万円を両替しようとすると、昨日と同じく数えるのが面倒な20,000ルピアの小額紙幣を渡され、まずは計算。すると、確かに提示した金額分のルピアは有る。一旦戻して、こちらの一万円と交換をしようとしたまさにその瞬間、K君が叫んだ「ちょっと待て!」
一瞬みなぎる緊張。「こいつズルやがった」息巻くK君。
K君いわくその手口とは、奴はもう一度数えるフリをしながら、ルピアの束の一部を巧みに小指で挟んで机の引き出しに落としていたそうだ。
昨日もその手口でやられたんだろう。それにしても頼もしいぞK君!心強い旅仲間だ。
 テロの爪痕
2002年10月、バリ島で一番の繁華街クタで、イスラム地下組織のジェマー・イスラミアによる無差別テロ事件が発生した。202人が犠牲となり、その中には日本人の二人が含まれていた。
テロの現場
それから僅か3年後の2005年10月、またしてもテロが発生してしまった。それはテロを警戒した観光客の遠のいた足が戻ってきた矢先の出来事だった・・。メモリアルプレート

滞在先のホテルはテロ現場の近くで、宿泊客が半分にも満たない状態で、付近のレストラン、バーや土産物屋も軒並み閑古鳥が鳴いていた。

テロ現場にはメモリアルプレートが掲げられ、犠牲者の名前が刻まれていた。訪れる人が絶えず、そこだけが観光地では無い異空間が広がっていた。
 ここでも釣りをしなくちゃ
観光地は、どこにいっても怪しい連中が居るものだ。何をするでもなく昼間から仲間とダベッテ居る連中はもちろん、やけにしつこい土産物売り、挙句の果てには「タバコ頂戴〜」とねだり、断ると捨て台詞を残して去る奴などなど・・のんびりリゾートを夢見てきた二人は疲れてしまうのでありました・・。
チャーターした船
そんな怪しい連中からバイクを借り、喧騒を離れてツーリングへGO!今回も釣りをしなくては、海があれば魚が居る。魚が居れば釣りが出来る!船をチャーターして、いざ出航だ。
沈み行く夕日

釣り糸を垂らすころ、ついさっきまでの喧騒は無く、静かな波の音だけが広がる暮れ行く南国の海。やっと憩いの場所を見つけた二人でした。


しかし、それからわずが一ヶ月後、この私が首都圏に単身赴任になろうとは、この時夢にも思わなかった・・・。

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