シンガポール
シンガポール
Sep 1989
 初めての海外シンガポール
シンガポールの玄関口チャンギ国際空港には深夜着。今回は成田も初めて、7時間も飛行機に続けたのも初めて、ましてや海外なんて全くの初心者。マニュアルによると入国時の注意は、まず空港について最初に入国審査をすませ、荷物を受け取り、税関のチェックをする事。次は現地の通貨に両替をし、後はガイドさんに連れられてホテルへ直行すれば万事OKのはず。

海外へ来た実感がわいてきたのは、ホテルに着いてから。シンガポールドルの通貨を見て少し、テレビの現地放送を見てまた少し。ここでのホテルはハイアットリージェンシーホテル。バスルームとシャワールームが別れ、洗面所のまわりは全て大理石仕上げ。シンガポールでも高級に属するすてきなホテルだ。
翌日は朝から観光。パック旅行なので、ツアーの人たち皆で名所をバスで次々と廻り、その都度ショッピングが行われた。初めての海外での新婚旅行は、何もかもが新鮮で楽しい日々を過ごすことが出来た。 
でも本当は、腹の立つことが一つ発生。トライショーでぼられてしまった。田舎物の私たちは素朴で、人を疑うことを忘れていた。帰国してから知ったのだが、観光客は事前に値段交渉が必要とのこと。まあ、ケンカ(口論)して結局は言い値の半分にはしたのだが..。





インドネシア
インドネシア・・バタム
Sep 1989
 インドネシアはただいま開発中
シンガポールからフェリーでわずか30分で隣国インドネシア領のバタム島へ。たった30分で隣国に着いてしまうのには驚きだが、それよりも時差が1時間あるあるのにもっと驚いた。
入国審査では根掘りは堀り聞かれた「どこから来たんだ?」「ここまで何時間かかるんだ?」「いくら金がかかったんだ?」。しまいには荷物のチェック。どうやらただ単に日本人が珍しいだけのようだ。
空港からホテルまでの道のりは何もなく、ところどころで工事中。今ではリゾート地らしいが、当時は島の開発がほとんど未着手で、ホテルが1軒だけであとは何にもなかった。最近の新聞には、第2のシンガポールを目指し、国際空港を計画中と載っていた。
ここでのホテルはバタムビューホテル。プール付きのなかなかしゃれた雰囲気で、スタッフがフレンドリーで良い所。ただちょっとだけ気になったのは、部屋の中の飲料水入れのポットでアリが泳いでいた事ぐらい。
ホテルの周りは何にもなし。ホテルでレンタサイクルを借りて走り回ったが、島民の集落があるくらいであとは何もなし。唯一あったのは、海辺のシーフードレストラン。草葺きの屋根が乗っかった壁も窓のないシンプルなレストランだ。残念ながらここでの食事は女房に強く拒否され、ジュース一杯を注文しただけ。待っている間、女房のすぐ後ろをを30センチ位のムカデが走り去っていった。食事しなくて正解か。



韓国
韓国・・ソウル
Jul 1992
 みんな同じ顔ですお隣韓国
ソウルでは学生運動が収束を見せ始めた頃で、未だ所どころに日本でいう機動隊の姿があった。現地のガイドさんの都合が悪く、急きょ事務所のスタッフが空港まで迎えに来てくれていた。もともと観光客相手のスタッフではないので、観光案内よりもむしろ政治批判や、今回の学生運動などの話に力が入っていった。同胞の焼身自殺を伝えるニューズウィークを手に涙さえ浮かべるその姿は、生の韓国人の声なのだろう。

南大門を目指し、夕刻のソウルを女房と歩きながらふと不思議な感覚にとらわれた。海外に来た気がしないのだ。町並みの看板はハングル語、走る車は日本車そっくりの韓国製。どう考えても日本ではないのに違和感がない。今回は成田ではなく、地方空港からのフライトのため2時間ちょっとでここに着いてしまったせいだろうか。どうやらそうでもない、。原因はここの人達の顔立ちらしい。韓国の人は日本人と同じ顔をしている。おじさんもおばさんもなんか見たような顔だ。
韓国料理に挑戦。ガイドさんおすすめのサムゲタンを地元の人が通う食堂(レストランではなく)で注文。スープに鳥がゴロリ、鳥の中に更に餅米と朝鮮人参が入っている。でもごめんなさい、この高級で滋養強壮に利く朝鮮人参だけは食べられませんでした。





香港
香港
Jul 1992
 喧騒の街香港は夜も寝らない
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香港へのフライトは絶対に夜がおすすめ。夜の香港上空にたどり着いた機体は、ネオンの明かりに照らし出されたビルの谷間を目指し、やがて縫うように空港に滑り降りる。
広東人特有なのだろうか、香港の人はとにかくあわただしく感じた。声は大きく、歩くスピードは早い。その状態が夜遅くまで延々と続いていた。東京でも歩くスピードは早いが、香港ではそれよりも更に早く感じたのは私が田舎物だからだろうか。
面白いことにその彼らはずいぶん縁起にこだわっているようだ。風水は言うに及ばず、多々の占い、果ては数字にも凝っている。車のナンバープレートとなると縁起の良い数字(八が一番いい)があると高値で売買されるという。

香港では、観光はもちろんだがショッピングが楽しい。ブランド品を買うのもいいが、くだらないような小物選びがもっと楽しい。家に帰ってから、なんでこんな物を買ったのかと真剣に悩んでもいいではないか(但し、安物に限るが..)。


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