韓国
韓国・・プサン(1) Nov 2007
 温泉求めて迷走
釜山タワーかなりヤバイ。温泉に行きたくなって、出張先からそのまま行こうとした邪(よこしま)な考えにバチが当たったのか。仕事が一段落し、成田へ向かおうとした途端に仕事上のトラブルが発生してしまった。
結局、トラブルが解決した頃には、乗り継ぐ電車にひとつでも乗り遅れれば、あわや機上の人にはなれない緊迫した時間となってしまった。

今回の目的地は、韓国は釜山の東菜(トンネ)温泉。韓国でも有名な古くから有る温泉地で、最寄の地下鉄の名前が「温泉地」となっている。
釜山の空港に降り立ち、まずは市内へ向かうバスに乗り込むと、早速プチトラブルが発生してしまった。空港でウォンに両替したのはいいが、たまたま受け取ったのが10,000ウォン紙幣。バスの運賃は1,500で、つり銭が無いとバスの運転手が怒鳴っている。韓国語で言われているのだが、それなりに言っている意味は判る。
バス運賃を支払う為に空港に引き返すのも面倒だし、この寒空に次のバスを待つのも嫌だし、と勝手な理由でゴネていると、見かねた若いカップルがすっとバス運賃を支払ってくれた。初めての釜山で早速味わう人の親切心なのねん。
釜山港東菜駅でバスを降り、今度は地下鉄に乗り換えて2駅目の「温泉地」へ。ついに東菜(トンネ)温泉に到着だ。・・のハズなのだが、はてさて困ったことに今度は温泉街の方向が判らないときた。
それなりに観光地になっているハズなので、辿り着けば観光案内よろしく行き先表示くらいあると思い、ガイドブックも持たずに来たのがマズかったようだ。行き先表示の案内らしきものはあるのだが、いかんせんハングル文字表示しかないので、皆目検討がつかない。

仕方なしに、勘を頼りに歩いて行くと、すぐに温泉マークの建物が目に付いた。今晩はのんびりと温泉旅館で温泉に浸かろうと計画していただけに、案外簡単に見つけられてラッキー。・・と思ったのだが、残念ながらその温泉マークの建物は温泉旅館ではなく、モーテルだった。周りにも多数の温泉マークがあるのだが、辿り着く先は全てがモーテルだった。駅を中心に行ったり来たりしても温泉旅館らしき建物は皆無で、目に付く紛らわしい温泉マークは全てモーテルだった。日付も変わる頃、モーテル(20,000ウォン)に寂しく独り寝するサラリーマンがここに独り。
 市場で彷徨う
外には山盛りの市場翌日は、地下鉄を利用してのチャガルチ市場の散策だ。この地下鉄、一日フリーチケットなるものがあって、一日3,500ウォンで乗り放題という何とも嬉しいチケットだ。
これまた判りやすいチャガルチ駅で降り、いざ市場へ。・・ここでも案内表示が無く、それとも自分の得意分野の方向音痴が災いしたのか、なかなか市場が見つからない。
中にも山盛りの市場
その辺に居た朝から酒臭いおっさんに場所聞き、なんとか辿り付いた先には、タチウオ、フグ、ヒラメ、カニ、タコ・・と海の幸が所狭しと並べられている市場が。
市場をぶらつき、とある店先でなにやら怪しげなものを発見した。ナマコのような姿をしたプニュプニュしたユムシ(ケブル)なる何とも気味の悪い食べ物だ。
グロテスクなユムシ

日本で、あのグロテスクな容姿をしたナマコを初めて食べた人はよっぽど腹を空かしていたんじゃないか。同じように韓国でもこのユムシを初めて食べた人も、かなり腹を空かしていたのではないだろうか。
刺身の盛り合わせ
店の奥のテーブルで、タコ、アワビ、そしてもちろんユムシの刺身盛り合わせで昼間から独り乾杯だ。
今回は準備万端で日本のわさびも持参して来たが、刺身にはやっぱりわさびが合うのねん。





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