郷土の文化手から手へ

住田町・下在老人クラブ
住田高生ら地域講座

  住田高(永野章校長、生徒181人)は20日、住田町内で地域文化選択講座を行い、生徒たちが地域の歴史や文化に親しんだ。
 全校生徒と、世田米、有住両中学校の3年生66人が参加した。川釣りや郷土料理、華道、茶道、木工教室や農林業体験など12の講座が開講され、愛好家の町民らが講師を務めた。
 住田高で開かれたしめ縄作り教室には、生徒20人が参加。同町世田米の菅野儀一さん(86)が指導した。有住中の水野みゆきさんは「わらをなうのは初めてで、難しい」と真剣な表情。住田高3年の吉田早希さんも「住田
の郷土文化を覚えて、未来に伝えていきたい」と熱心に取り組んでいた。

菅野儀一さん(右)の指導でしめ縄作りに挑戦する生徒たち


(平成18年9月22日付「岩手日報」朝刊掲載)