通学路の防犯手伝います

釜石市・新町老人クラブ清心会
子どもを守る会結成

 小学生が安心して登下校できるようにと、釜石市新町の老人クラブ清心会(高橋兄助会長、会員三十九人)は「新町・近隣の子供たちを守る会」を結成した。
 十四日には、同地区の双葉小(嵯峨佐干夫校長、児童三百八人)で結成大会を開き、パトロール方法などを確認して活動を開始した。
 大会には会員や釜石署、同校PTA会員ら約二十人が出席。高橋会長(81)は「全国的に小学生が凶悪事件に巻き込まれている。清心会としても何かできることをしたいという思いから守る会を発足させた」とあいさつした。
 
会員は緑色の文字で書いた黄色いたすきを着用。児童の下校時間に合わせたパトロールのほか、日常生活の中で不審者や不審車両をチェックする。
 グラウンドゴルフや校内の花壇整備などを通して児童との交流を図り、結束を強める。
嵯峨校長は「日ごろから地域住民と児童が言葉を交わすことで、犯罪から子どもたちを守ることができる」と感謝した。

  

そろいのたすきを着用し、今後の活動を確認する「新町・近隣の子どもたちを守る会」の会員たち


(平成18年9月15日付「岩手日報」朝刊掲載)