崎山貝塚 縄文まつり


石器で魚の調理にちょうせん
いよいよ石器で調理にちょうせんだ。本当に石のナイフで魚が切れると思う?
写真のような黒曜石(こくようせき)の石器を使ってもらった。材料は宮古の特産のサケ。本当に石のナイフでサケをさばいてもらったけど、現代人にうまくいくかな。
でもその心配はまったくなし。この人は名人だった。石器を使ってたちまちサケをすいすいさばいっていった。見ているとかみそりのようにスーッと切れるんだ。
ごらんのように、たちまちきれいな切り身になっていったよ。石器を使ってみて分かるのは、石器は切れ味が大変鋭いことだ。かみそりのように良く切れるよ。ただ欠点は上手に使わないと、切り口がだんだん曲がっていってしまうこと。これはしかたないね。
でも、見て下さい。立派なものでしょう。きれいにサケがおろされていった。この程度の調理なら十分できるんだ。僕らのころもこんなふうにやっていたんだよ。