米屋ふくち店長の稲作日記

写真満載!ふくち店長の米作り日記です。
お米ができるまでをじっくりご覧ください♪


2019年 10月6日(日) くもり時々晴れ 最低10℃ 最高21℃


9月初めから稲刈りまでの約1ヶ月は怒涛の忙しさ!
天日干しの稲刈りはその準備が大変なんです(;^_^A





9月初め、田んぼの水を落として周りに溝を切ります。
稲刈りまでに田んぼが乾かないと作業が大変なので、排水しやすくしておきます





次に畔の草刈り、朝だけだと1周するのに1ヶ月のところ、20日ぐらいで終わらせるので夕方も!
イネはどんどん色づいて首を垂れています(^^♪





草刈りが終わるとすぐに天日干し用の杭運び。
棚田は沢の奥まで車が入れないので、担いで運びます(^^;





運んだ杭を、これまた手動で1本ずつ突いていきます。
これがとっても重労働!
手袋は1日で破けるし、何百本も突くと腕と腰と腹筋がパンパンです(>_<)





次に、立てた杭に横木を結んでいきます





さらに、機械刈りする前に、機械が方向転換する田んぼの入り口と四隅を手刈りします。
ぬかっている所があれば、そこも手刈り!
1人でやると、この手刈り作業だけで丸4日かかります(;^_^A





ここまでやってようやく機械刈り。

機械といっても、天日干しの稲刈りにコンバインは使いません。
手押しの小さなバインダーで稲を刈って束ねていきます。





稲束を杭に掛ける作業は人手が必要なので、農家さんたちに手伝ってもらいます。





刈った稲束を、このように横木に咬ませながら杭に掛けていきます





どんどん稲束を掛けていくと田んぼはこんな風景になります。

長い杭を横に渡して稲を掛ける『ハセがけ』とは違って、
当地方独特の1本杭で干す方法は」『ホニオがけ』 なまって「ホンニョ」と呼んでいます





稲刈りが終わるとすぐに雨が降りだしてギリギリセーフでした~(^^;
10月6日、雨上がりの田んぼです。

天日乾燥している間には雨も降りますが、
降っては乾き、降っては乾きを繰り返すほど、
わらの香りがほんのり米粒にしみこんで、いい香りの新米になります。
これがコンバイン刈り機械乾燥のお米と違うところ♪(^^)




これから3週間ほどじっくり天日干しします。
店長の新米ができるのは11月初めごろになります。
期待して待っててくださいね(〃^o^〃)-☆



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