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 ■ 突撃機動軍 第37機動歩兵師団 第5大隊α中隊所属 第64特務隊 MS-09RS / code name : M.A.D.A.N.

物語
 見渡す限りの宇宙・・・静寂・・・・・・
自機よりもはるかに長尺のキャノン砲を携えるリック・ドムを取り囲むように、MS一個小隊は、静かにその時を待っていた・・・

コクピットの計器類をチェックしていると、不意に無線が入る。
『大尉、何時まで待ちゃイイんスかねェ・・・』
すぐに他のメンバーも、そんな話に合流する。
『曹長、それがオレ達の任務なんだヨ!!』と軍曹。
『そうそう、じゃねーと、あの怖い女史に、またケツを引っ叩かれちまう』

そんな他愛のない会話を聞きながら、あの時の事を思い出していた・・・

寄せ集めのメンバーで構成された特務隊チーム・・・
『結果は出してもらわねばな・・・』
まるで、それが当然であるかのようにキシリアは言い放ち、モビルスーツデッキを去って行く・・・
『結果だと?・・・』 整然と並んだパイロット達には、一様な思いがよぎった・・・

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 キシリア少将貴下直属部隊、《突撃機動軍 第37機動歩兵師団 第5大隊α中隊所属 第64特務隊》 通称 《SCATTER》。
それが、このリック・ドムを含む隊の正式名称である。

 兼ねてより、キシリアが極秘に進めていた、N.B.C.兵器開発機構・生物細菌兵器研究所が開発に成功した、
最新の細菌兵器実験が任務だ。

この細菌兵器及び、それらを運用よるシステムの総称として、コードネーム《M.A.D.A.N.》の名で呼ばれる。

《M.A.D.A.N.》、無色無臭のこのウイルスは、真空状態で仮死状態を保ち、粘性を持ち、金属等に付着しやすい特性を持っている。
一旦、空気に触れると、爆発的に活動を再開。空気感染により人のみに感染し、感染者に高熱や幻覚等の諸症状を引き起こし、
わずか2時間程度 で死に至らしめる。また、空気に触れた後、12時間後には消滅するという、まさに悪魔のようなウイルスである。

南極条約により禁止されていた、N.B.C.兵器を実戦投入した理由として、この爆発的な感染力と時間経過による消滅という2点からであった。

 ウイルスは特殊なカプセルに封入されており、射出するためには、特殊なレール・キャノンを用いなければならない。
レール・キャノンの射程距離は、およそ1000kmに及び運用船が敵影をキャッチした時点で、直ちにこの機体に信号が送られ、
それら座標データを基に照準を定める。射出されたカプセル弾は、目標点に達した時点で破裂。周囲20kmに渡って、
ウイルスが散布される。散布された宙域をMSや艦船等が通過するとそれらに付着、その後上記のような感染経路をとる。

 任務の特殊性から、このリック・ドムは戦闘を想定されておらず、右腕にマウントされた3連装砲と、
右腕に装備されたヒートソードは、いずれも戦線を離脱する為の牽制用に用いられる。
頭部の殆どがセンサーとなっており、モノアイは持たない。このためセンサー有効範囲は、小型艦船並みの性能を有する。
この為、リック・ドムは運用船よりかなり離れて、カプセルを射出する事が可能となる。
 レール・キャノンの照準はこの頭部照準センサーとレーザー同調させる事でわずかな誤差を自動的に捕捉させる事が可能である。
また、常にMS一個小隊の護衛が付く。

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 『・・・ッ!!』 機影確認のアラームと共に、コクピット内が赤く染まる。と同時に運用船より様々なデータが送られてくる。
慣れた手付きで、データをすばやく確実に入力すると、機体がレール・キャノンを構える。
射出エネルギーのチャージ計がカウントを開始する。
レッドアンプからオールグリーンへ・・・一閃ッ!! レール・キャノンから射出されたカプセルが漆黒の闇へと消えて行った・・・

『・・・カプセルの炸裂確認。・・・任務完了・・・全機これより帰還する・・・』

 連邦軍の星一号作戦において、ジオン側が照射した、コロニーレーザー《ソーラ・レイ》。レビル将軍の戦死をうけても尚、頑なに進軍 した背景には、《ソーラ・レイ》の再照射が理由として挙げられるが、連邦軍上層部では、これらN.B.C兵器の情報を察知していたらしく、 それら兵器を使用させない為であったとも伝えられる。



酒の肴
よぐも、こんなバカげたモノを造ったなと、感激してしまいました(笑)
ドムを作りてがったっつーより、長い尺の大砲をブッぱなすMSを造りてがったっつーのが正解でして、 ザクどがゲルググなんかよりゃ、デカイ大砲っつったら、ドムしかネェベっつーワゲでドムに。
倉庫にリック・ドムが3機も買ってあったんで、まぁ在庫処分にもなったべなど・・・
そのまんま組んでみで思ったのは、『オォ・・・ドムじゃん♪』 ど当たり前の感想を思ったんスけど、ヤッパオラ的に 改造せねばねーべっつー事でして・・・以下、だいたいの工程をまどめでみだんス・・・・

■頭部は、前にツンのめってるよーに(猫背に見える)見えだんで、5mmッくれぇ後ろに下げました。で、センサーの塊っつー事でモノアイは廃止。 そのままではカッコワリィんで、ヒサシ部分を延長してます。
■上半身は、腕の付け根の脇の部分が、なんか余った『肉』みてぇなんで、削り取っちまいました。背中は、バックパック装備用に、 プラ板で平たぐしました。
■胴体は、当然アーマーをはずします。コレは基本工作ッスね♪ さらに、胴が短く見えだんだんで、ジョイントの基部を1cmクレェ上げでます。
■左腕のショルダーアーマーにジオン国旗を着けました。これはデカールじゃねくて、プリントアウトした紙をラミネートして、 それだけでは、当然浮いで見えんので、台座を造り取り付けでます。あどは、デカイヒートソードをマウントしてます。このヒートソードは、プラ板と パテで造りました。あっ!!このヒートソードの付け根って、イチヲ髑髏を彫ってあんスけど、アンマ目立たネがったスね・・・
■右腕には、1/144のB3グフから盗った3連砲を腕に一体化させてます。そのため工作・塗装共に非常にメンドイ作業になってしまいました。
■スカートは、キットのままだと分割されていて、好みじゃねぇーんで、フロント以外一体化しました。そのためフロントとの隙間が生じるため。 幅を7mm程増幅しています。
■腰も足の付け根を1cmクレェ下げでます。足を長く見せてがったんス・・・それに伴い、足の付け根を大きく開けるように削ってます。
■足首は、大股に開いでも、ちゃんと接地するように、ジョイント部を斜めに一体化してます。
■バックパックは、当然デカイ事が基本です。ツィマッド社製スから、ヅダを意識して、真ん中にデカイブースターを基本で考えました。 本体は、トールギスの胴体ですが、ゴチャゴチャでわからんスね(笑)。タンクやパイプ類は、ボールペンやポスカなんかを加工しました。
■レール・キャノン。リック・ドムに付属のビームキャノンを基本にしてイロイロくっ付けでます。
■デティールパーツは、廃棄されていたビデオデッキをばらして、中の基盤等から頂戴しました。
■塗装は、オリジナルなカラーリングも考えだんスけど、形的に、ドムがら離れでいったんで、一目でドムどわがるよーにしました。 先に黒を吹いで、それぞれ塗り重ねでいぎました。あいかわらずの缶ボンベのエアブラシなもんで、あいかわらず悪戦苦闘ッス。
■仕上げは、ウォッシングを3段階に分げで行い。偽ドライブラシをしてます。あどはデカールを貼って、クリアーで完成です。
■制作期間は2ヶ月半でした。

実は、写真を撮るまで全てのパーツを組み合わせでねがったんで、実際キャノン砲を持だせだ姿を見だ時、『ウワッ!?こんなにデケがったっけ』と、 何やら複雑な心境になりましたが、まぁ、カッチョエエんで、結果オーライッス♪
今回思ったのは、完成した時の喜びよりも、造ってる時の苦悩なんかの方がヨカッタりするって事です。ホントはこれで完成なんて事はねぇのがもしれねぇッスね。 ただ、どっかで妥協っつーが納得してしまわねぇど、ずーっと一体だけ造りつづけるハメになりかねねーッスもんねぇ・・・それもイイんでしょうけど、ヤッパ イロイロ造りてぇスから、とりあえず今回のドム編はこれで完成っつー事にしますワ♪
SIEK ZEON!!

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