物語
キシリア少将貴下直属部隊、《突撃機動軍 地球方面第06機動歩兵師団 特別遊撃隊 B.E.A.S.T. 》
月面"グラナダ"基地にて、創設された、エースパイロット部隊《キマイラ》隊と対をなす、地球方面支援部隊といった位置づけで創設された、
エースパイロット混成部隊。
しかし、"対をなす"と言っても、《キマイラ》隊とは比較にならない程、ゾンザイに扱われていた
ようである。戦況の悪化に伴う事もさる事ながら、物資・補給・情報の確保等で非常に困難を極めたらしい。
地球上での主な任務は、戦況の打開、奇襲・殿等、常に最も危険が伴う任務に就いていた。そのため戦場は多方面に渡り、オデッサ・中央アジア・アフリカ等、
ありとあらゆる激戦区で、目覚しい戦果を上げている。
部隊のパイロットは12人にて編成され、モビルスーツには1〜12までナンバリングされており、05・06系の改修型や、09型、18型まで確認されている。
ただし、07系を駆るパイロットは、『02』を駆るパイロット只一人であったとされる。
また、この《B.E.A.S.T.》隊のモビルスーツは一様に、機体を『浅葱色(あさぎいろ)』ベースに塗装され、一旦戦場に駆けつけると、
他の部隊の士気も多いに高揚させたと言う。
この"MS−07B9S/b"は、07B3を基本ベースとし、あらゆる任務に適した改修を施した機体となっている。
接近・格闘戦を主眼に置き、機体構造を一旦見直し、装甲もギリギリまで軽量化され、レーダー等も
広範囲のモノに換装されている。
特筆すべきは、各部位に取り付けられた、ブースター・スラスター類であろう。バックパックはより大型のモノに換装され、機体の加速性能を飛躍的に
向上させている。
また、肩アーマー部に取り付けられた、バーニアは、より鋭角的な運動を可能にし、従来のMSでは考えられない急加速・急制動を可能としている。
07系の特徴である、右腕の"ヒートロッド"は、乱戦となる戦場では不要と言う事で、オミットされ、
それに替って、右拳には、"ヒートクロウ"が装備されており、格闘専用の武装として機能する。左手の"フィンガーバルカン"は、通常時では稼動が可能な
モノに改修されている。
ロング・バレル・ガトリングガンを主兵装としているが、接近・格闘戦を主眼に於いたこの機体では、牽制用に使用されていたようだ。そのためか、弾丸の数発に
何発か、煙幕弾を使用していたとみられる。
また、腰に装備された"ヒート・サーベル"は、従来のモノより出力の向上が計られ、格段に"キレアジ"をましている。柄に巻かれている赤い布のようなモノは、
ジオンのシンボルが施された隊旗であると言う。
終戦間近になると戦局の悪化にともない、隊のパイロットの数も半分以下にまで減少し、遺された数名のみで、戦場を駆け回った。
なお、この機体が最後に確認されたのは、地上より宇宙へ脱出するためのシャトルを護衛する任務に就いていたと確認されているが、
《B.E.A.S.T.》隊の誰一人として、この時より生存を確認されていない。
酒の肴
やっとごさでぎました・・・ヒジョーに難産でしたッス(泣)。
製作期間は7ヵ月クレェっすがね・・・ホントしんどがったッス・・・
パテ盛って削ったり、なんだりって下地作業は、毎日コツコツコツコツの積み重ねで、失敗しても多少の無理がきぎますんで、
たいした事ねがったんスけど・・・塗装がら、仕上げに関しまして、ホントに血涙の連続でした。
下地のサフ吹きまではいがったんスけど、初めはフラットブルーで塗ってだのを、途中がらスカイブルーにしたぐなって・・・それが元で、
たしか、10回ぐれぇ吹き重ねをするハメになっちまいました・・・だまって、サフを吹いでがら、仕切りなおせばいがったんスけど、何を考えで
だんでしょうがネェ・・・
まぁ、なんとがウォッシングで助かった部分もあったんスけど、その後ディテールを追加して、デカールを貼って、さぁ!!やっと完成記念クリアー吹きだっつー
ドゴでまたしても事件が発生しちまいまして・・・クリアーを吹いだとたん、なんと塗料がみるみる溶けだしたんスッ!!吹いた瞬間、エーーーーッ!!!っつーかんじ
でして、なんでだべ?
なんでだべ?ど思いながらも、吹き方が悪がったんだど思い込みまして、またまたウォッシングして、ドライブラシかげでど、二重のウェザリングを
するハメに・・・完成したのが、だいぶ汚れでんのは、そのせーッス。
それで、なんとかリペアーして、まだクリアーを吹いだら、今度は所々白くにじんでいぐではありませんかッ!!!ホント泣げました・・・で、なんでこんなにダメダメに
なんのが?考えました・・・。室温がマイナスだがらが?吹き方の問題が?・・・クリアーの缶を手にとってみで、愕然どしました・・・
『このスプレーは、水性塗料の上には吹きつけないで下さい』みてぇな文字が・・・全て理解でぎました・・・今回、予算の都合でブルーの部分は、
全て水性アクリル塗料で塗装してらったんスよネェ・・・ホント創るたんびにイロイロ勉強になります・・・身に染みねぇど、憶えねぇみてぇッスネェ・・・
でば、以下制作工程ッスワ。
■頭部は、まず平たぐすっコドを心がけました、上下で幅詰めしたんスけど、シックリこねがったんで、クチバシのラインがら、グルッと段をつけでます。
ブレードアンテナはプラ板で作成。モノアイ部は、取り付け基部をプラ棒で造り、ポリキャップで頭部をハメれるように加工しました。でモノアイはピンクの
デカイタイプを使用しましたが、写真じゃわがりづれぇッスねぇ。
■上半身は、まずグフのイメージどして、ヨダレかげのよーな胸はぜってぇ造りてがったんで、パテで新造しました。装甲もその形状に合わせだモノをプラ
板どパテで新造してます。もともとキットがMGグフカスタムですんで、ちっとメンドイ作業でした。
■胴体は、基本工作ッスから細くしました、見えずらいんスけど、ちゃんとコクピット部の三角オレンジがあります、こごもパテによる新造ッス。
また、ボールジョイントどがで2重関節にしてます。かなり稼動範囲が広いッス。
■ショルダーアーマーは、タテ・ヨコともに8mm程幅増ししてます。アーマー部にバーニアを入れてがったんで、こんなにデカクなっちまいました。
それに伴って、スパイクっつーが角をパテで新造しました。
■腕の付け根は、関節をプラ板どポリキャップなんかで新造し、2重関節になってます、前後にかなり広い範囲で稼動します。
■左腕には、シールドをマウントでぎるよーにして、ニノウデは左右ともにザクの流用+パテで新造。手はMGドムのモノを流用しました、指先を削って、プラパイプ
にてバルカンを造ってみました。
■右腕は、ヒートロッドをオミットし、手の甲にヒートクローを造ってみました。で、指先を鋭く削っています。
■スカートは、キンカクシの部分以外全てプラ板とパテでの新造ッス。脚の稼動範囲を広げるために、スカート前部分はパタパタ稼動するよーにしました。
全体のラインを繋げる作業が非常に困難でした。
■股の軸部分も、プラ板等で新造しました。大股開きが可能となりました。
■モモッタは、こだわりました。菱形がグフの象徴だど思ってますんで、パテを盛って造りました。また、キットのままの軸受けですと、
上半身を支えれそーもねがったんで、MGドムの軸を使用してます。
■膝のワキの部分がモモッタのせーで貧弱に見えだんで、パテで形状を増してます。
■ふくらはぎをパテで丸ぐ厚みをだしました。
■バックパックは、当然デカイ事が基本ですね♪だすんで、プラ板で新造しました。バーニアは、MGドムがら流用してます。
■ヒートサーベルは刃の部分はキットのままで、鍔はプラ板、柄の部分はパテによる新造です。
■ガトリングガンはプラ棒やら廃材やらで適当に造りました。
■塗装は、先にも述べましたが、塗装の途中がら、どーしても『浅葱色』っつーのをやりてがったんで、結果非常に苦労すっコトになりました・・・
■仕上げは、ウォッシング。偽ドライブラシをしてます。あどはデカールを貼って、クリアーっす(泣)
■制作期間は7ヶ月クレェでした。
ホント、今回のグフは苦労続きでした・・・まぁ、こーしてみっとだいぶ勉強にもなったし、結果オーライがなって気にもなってんスけどね。
模型造りってホント奥が深けぇなぁど実感いたしました。まだまだ、未知なる技術どがあんでしょーけど、
これがらも自分なりに楽しみテェど思います。そんで、今回のグフ編はこれで完成っつー事にしますワ♪
SIEK ZEON!!
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