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+ 月刊Hobby JAPAN 第10回 全日本オラザク選手権 ガンプラ部門 金賞受賞 87point +

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 ■ 宇宙攻撃軍 第803試作兵器評価技術隊 第021MS試験隊 YMS-06BT1 / code name : Red Barrel

物語
 YMS−06BT1は、ジオン軍モビルスーツの最重要課題であった、ビーム兵装を携える事を目的とした、試験運用MSである。
すでに、09R系等で、ビームバズーカ等の大型ビーム火器が実戦に投入されていたが、未だ小型化の成功を見ずにいた。
06BT1の試験データは、後のMS−14系のビームライフルへとフィード・バックされる事となる。

しかしながら、ビーム兵器を運用するためには、当時の技術では、機体を大型せざるをえず、バック・パックの巨大な装備もこの為である。
また、それに伴って、機体の運動性能を向上させる必要性があったため、スカート内部に3基のロケット・ブースターユニットを備え、また、06R系のコンセプトを 基にした、脚部ユニットそれ自体を推進器とする事で、爆発的な運動性能を有するに至った。

生産台数は、わずか3機と非常に少なく、公国軍内部でも、その存在を知るものは少ない。
生産された機体の内、実戦配備までされたのは、わずか一機のみで、他の2機については、いわば部品取りの意味合いの強い、予備機とされていた。
また、機体のカラーリングについても、上層部からの通達により、生産台数が極端に少ないものや、その効果が望めそうな機体には、所謂"赤い彗星"を髣髴と させるようなカラーリングを施したようである。これらの効果については、一時的ではあるが、味方の士気を上昇させ、連邦軍部隊を、 混乱させる効果を生み出したようだ。

 パイロットである、エルヴィン・キャディラック少尉は、もともと軍属ではなく、志願兵として、MSパイロットの養成をうけた。養成所での成績はグンを 抜いており、主席で卒業。その後、 第803試作兵器評価技術隊へ配属される。

 初任務中に、連邦軍MS小隊と接触、交戦となるも、これを撃破。ある時は、試作モビルポッドの試験中、連邦軍哨戒部隊と接触、撃滅している。 その後、それら勲功を認められ、異例ともいえる、少尉へと昇進する事となる。

 宇宙世紀0079・8月、キャディラック少尉は、YMS−06BT1の評価試験パイロットへ任命される。試験終了後は、ジオニック社へ機体を一時移管する 事となり、評価試験は成功に終る。機体の操縦には、非常にクセがあったのだが、少尉はソレを難なくこなし、BT1の有用性を証明してみせた。

 2度目の出会いは、同年12月25日、ソロモン戦の敗北から、試験隊が、ア・バオア・クーへ派遣された時の事であった。
BT1は、元々試作ビーム兵器の試験機であったため、その操縦に優れた技量が必要であった。その為か、ア・バオア・クーでは、格納庫に放置されており、 パイロット不在の状態であった。
キャディラック少尉へは、廃棄寸前の05が配備予定であったため、06BT1を、その場で受領。実戦配備となる。
同年12月31日、ア・バオア・クー戦は、まさに決戦となり、機体の疲弊もさる事ながら、BT1を駆るキャディラック少尉も無事ではすまなかった。
鬼神の如く戦闘を繰り広げる中、全軍撤退命令が下る事となる。試験隊は、脱出する味方艦隊の護衛・殿を任ぜられる。
この時、BT1の機体自体に、重大な問題が発生しており、オーバーロード限界で稼動していた。そして艦隊の脱出を見届けた矢先、機体の暴走による爆発 が起き、キャディラック少尉の戦争も、BT1と共に幕を降ろす事となる。

実戦配備されたのは、たった一機であったが、後のMS開発における、多大な功績を考えれば、非常に優れた機体であったと言える。
決して、戦史には残っていないが、こうした機体が数多く存在し、多くのパイロット達が、命を燃やし続けた事を、我々は忘れてはならない。

酒の肴
 今年の春に、甥っ子がら、MG/06Rの三連星を作って欲しいとの依頼がありましてぇ、それまで、コツコツ制作しとりました、ケンプファーを一時中断。 ま、どーせ壊されんだし、適当にチャチャって造ってやればイイが・・どタカをくくっておりましたら、ちょうどイイドギに『MSイグルー』を観賞、 エルヴィン曹長に感銘を受けまして、この06Rは、エルヴィン・キャディラック曹長へ捧げよう、いや、キャディラック少尉へ!!っつー流れに・・・
 第10回オラザク選手権にゃ、コッチでの参加どなりました。ケンプファーは、またの機会にでも・・・製作期間はだいたい3ヵ月どなります。
使用キットは、MG/06R三連星がベースです。今回は、他のキットからの流用はせずに、プラ板やパテで、行こうど思い、心がけました。

■頭部・・・小顔にするべぐ、水平で分割、幅詰めし、裏打ちした後、テッペンを削りこみました。クチバシ部もプラ板どパテによる新造です。
■胸郭・・・腕付け根の関節部を一度切り離し、その間にプラ板にて幅増ししてます、胸部形状もパテで成型しました。
■腹部・・・キットの腹部パーツを胸部から一度分割、幅詰後に、ボールジョイントを仕込み、胸部と再接着。この作業により、 上体の稼動範囲はかなり広くなったんですが、チンコアーマーを着ける事で、殺してしまいました。
■腕・・・アンシメトリーです。左上腕には、増加装甲を付けました。スパイクアーマー・シールドともに、デカイものを造りました。シールドのマーキングは、 確か劇中で、エルヴィン曹長のヘルメットに、こんたなマークがあったんでプラ板で制作しました。021は、オッゴに描かれていたナンバーっす。
■腰・・・股関節部は、キットのままですんで、後半は折れまくりで泣きまくりでした。スカートや、アーマーは、プラ板とパテの新造です。
■足・・・モモは、キットのまんまです。ヒザから下はキットパーツの上に、プラ板を貼り、それを基にして、新造したパーツを貼って整形しました。 例によって足は、接地しやすいように、斜めに成型しました。
■バック・パック・・・プラ板等で新造しました。コード・ネームの元となった、"樽"は、tomo-3氏に教えてもらった、缶コーヒーにプラ板巻いて、 熱湯3分で造りました。"樽"の上下、両パーツともに、プラ板をサークルカッターで何枚も切り、円柱を作った後、整形してます。かなりメンドイ作業でした。
■武装・・・試作ビームライフルです。ソレッぽぐ見えるよーに、キットのパーツやらプラ板やらで造りました。
■デティール・アップ・・・例によって、コードやらなんやらでデコレートしています。最近、釣具の板オモリやハンダ線を使うのがお気に入りです。
■塗装・・・コンプレッサーどハンド・ピースによる2回目のエアブラシ塗装です。サフ後、黒っぽい黒を全塗、白っぽい白を、色を入れる面に下地塗装、 その上に、調色した、赤やらピンクやらを塗装。さらに、グレーやら、ブルーで、シャドーを入れでます。関節部なんかも、黒→白下地の上に調色した、グレー を塗装してます。調子が整ったら、エナメルのレッドブラウンでウォッシング。調子を見ながら、ガンダムマーカーでウェザリング。で、焼鉄色でチッピング。 フロントアーマーの認識帯やシールドのナンバーは、筆塗りです。結構お気に入りです。
最後に、くどぐならねぇよーに、デカールを貼って、つや消しのクリヤーを吹いで完成です。

■撮影・・・始めで、三脚を使用して撮りました(笑) 手ブレねぇし、イイねコレ♪

でば、まだ!! SIEK ZEON!!

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