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■プロローグ

 1年戦争末期頃でしょうか・・・地球を掌握し、ワガモノガオで闊歩する連邦軍。
圧政により、人々は飢え、ジオン狩りなどと称し、濡れ衣をきせ、罪のない人々を苦しめ、村々を焼き払い、蹂躙しつくしておりました。

 はるか昔、ジオン公国より地球へ移住してきた、軍閥サトミ家にも連邦軍の魔の手が迫っておりました。

もはや風前の灯火、肉親・一族郎党、全て処刑され。一人生き残ったサトミ家の忘れ形見、"伏姫"。
伏姫の父が臨終の間際、言い残した事がありました。

 死に行く私にかわって、人々を救っておくれ、その為に、お前に"力を授けよう"・・・
サトミ家には、代々伝わる"斬艦刀・村雨丸"とそれを唯一操る事のできる モビルスーツ
"八房"があるのだ・・・
そのモビルスーツは、伝説の8つの宝珠が揃った時、はじめて機動するのだ・・・
その為には、伝説の8つの宝珠を持つ8人の戦士を召集しなければならない。と・・・

父の言葉を信じ、"伏姫"の旅は、はじまります。

っつーゴドでして、ヒマつぶし企画。『八犬伝』です。


 八犬士 "智"の宝珠 七式乙型 毛野 / MGグフ付属ハモン様使用

   唯一の女性で、機甲化しています。物語の中では、颯爽と登場します。たった一人で生きてきたせいか、気が強く、 人を信じる事ができませんでしたが、伏姫や犬士達と出逢う事で、心を開いていきます。 頭脳明晰で、様々な戦況において、なくてはならない存在です。また、一旦戦闘が始まると、自ら先陣を切る事も少なくありません。 左腕から繰り出される高速の剣は、あらゆるモノを分断します。




八犬士 "悌"の宝珠 二十三式乙型 小文吾 / MGドム付属オルテガ使用

   八犬士一の巨漢を誇り、機甲化しています。気は優しくて力持ち。砲術に長け、自慢のライフルは、連邦軍MSのコックピットを正確に狙い打ちます。 物語の中では、その体躯と戦闘能力ゆえ、連邦軍の策略により、村の人々からあらぬ誤解を受け、山の洞窟に追いやられていましたが、ある日、 生まれた時より身に付けていた宝珠の導きにより、伏姫達の窮地を救います。その時より、自分の運命を知り、八犬士として行動を共にします。




八犬士 "仁"の宝珠 "八房"操縦士 新兵衛 / MG06R三連星付属マッシュ使用

 物語の中では、代々里見家に仕える家柄の出で、伏姫とは幼馴染。機甲化をしておらず、"生身"である事に劣等感を抱いています。 血気だけは盛んな若者で、 伏姫が"サトミ庄"を追われた時、同行し落延びました。犬士達が続々集結する中、自分だけが宝珠を賜っていない事に 気が咎めていましたが、伏姫が"八房"の封印を解いた事で、宝珠が体内より発現し、八犬士最後の戦士となり、"八房"の 操縦士として活躍します。




 

機甲化 : Weaponoid Armament Phenomenon

■ 機甲化 : (Weaponoid Armament Phenomenon)

ジオン軍(地球方面・極東サトミ技術研究所)が開発した、人体兵器化技術の俗称。

■ 概要

 宇宙移民が開始される以前より、代々医療技術に優れるサトミ家。時の当主ヨシザネは、ジオン・ダイクンの唱える「コントリズム」に傾倒し、 機関の半数をサイド3へ移住させる。ダイクン没後は、キシリア少将統括の機関へ吸収され、その後もジオンの技術を支える機関として機能する。
UC0071、サイド3より、地球のサトミ研究所へ極秘にもたらされたMS技術をフィードバックし、機甲化構想が発案される。 開発当初、機甲化は、傷病兵に対する支援技術として考えられていた。

 オデッサ作戦への実戦投入は間に合わなかったものの、UC0079.10月、機甲化試作体(零式)が完成。人体のおよそ80%を機甲化する事で、 MSに勝るとも劣らない戦闘能力を身に付ける事が可能となる。
零式の被験者は30人、実戦データでは、連邦軍重戦車型MSを無手で投げ飛ばすという、データが残っている(この時の被験者は、八犬士の一人道節)。 しかし2週間後、24人が一斉に機能停止に陥り、たちまち死亡するという事態が発生。80%以上の機甲化による過度のストレスが原因とされる。 生存している6人は、全く問題がなく。この6人は機甲化以前、武術や格闘技等の達人で、精神的にも鍛錬されていた為ではないかと言われる。

 その後、80%を越える機甲化を「甲型」とし、60%までを「乙型」、40%未満を「丙型」と分類する事となる。 事故後、「甲型」の機甲化は行なわれなくなった為、 「甲型」と呼ばれるタイプは、零式の事を指す。零式以降、施術時期により、「一式、二式・・・」と呼称される。(ex:毛野は、7期・60%の機甲化なので、 七式乙型と呼ばれる。唯一の例外として、八十八式甲型の現八がいる。)
また、「三式乙型」の信乃(のちの八犬士)が実戦にて、連邦軍MS・ジムタイプを一刀両断している事から、「乙型」であっても、戦闘には、 なんら支障をきたさない事が実証されている。

 1年戦争末期、地上より撤退を繰り返すジオン軍部隊は、一応の成果をみたが、地上には、未だジオン軍部隊が多数取り残されており、 地上の至る所で、ゲリラ戦が多発したいた。
 しかしながら、連邦軍上層部は、もはや、地上における支配権は、ほぼ掌握したとして、戦闘行為は必要無しとみなし、宇宙開発に力を注ぐべく、 物資・労働力等を宇宙へ移送する計画を発動する。

そこで考案されたのが、無人型制圧兵器である。この兵器は、運用艦から発進後、対象エリアの人型生体物を全て制圧する事を目的とし、仮に民間人 であろうと、対象外とされる事はない。(UC0079.11月、民間人しか確認されていないエリアが対象となり、村人全て抹殺される事件が 起こるが、連邦軍は事故として処理)当然の如く、民間人・人権団体・連邦軍内等から、この無人制圧兵器を問題視する声が挙がるが。「地上全土に 散らばった、ジオン残党軍を一掃する為の処置。」という大義名分により黙認されている。
当然の事ながら、極東サトミ研究所も対象となり、この時までの、機甲化兵は270式・841人を数えるが、その殆どが各地で抵抗を続ける、ジオン残党軍の 最前線へ駆り出ていた為、伏姫を遺し、サトミ家は没する事となる。
この後、機甲化技術は封印される事となり。連邦軍の公式記録からも、機甲化兵の記録が全て抹消される事となる。



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