宮古市教育委員会資料より

崎山でくらしたぼくたちが食べたもの
詳しい資料

当時のぼくたちは食べられるものなら何でも食べていた。食料は豊富で、ぼくたちはけっこうグルメだったんだよ。
とにかく魚はたくさん食べたね 崎山貝塚からは、ほかでは見られないぐらい大変たくさんの魚のほねが多く出ているね。貝塚ではなく「ほね塚」といってもよいくらいだろう。当時の崎山に暮らしたぼくたちは、大変漁業が上手だったんだ。

食べた魚を紹介しよう。

カツオ。 ブリ。 マダイ。 アジ。 サバ
カレイ。 サケ(わずか)。 多量のイワシなどの小魚。 カサゴ。 アイナメなどの根魚。
サメ(わずか)

木の実は主食だったよ
ドングリ。 クリ。 トチ。 クルミ。 これがクルミの実のなかみだよ。
知ってた?ドングリって食べられるんだよ

もちろん動物の肉も
シカ イノシシは たくさん食べていた。
ノウサギ オットセイ。 ムササビ、タヌキも たまに食べていた。


いろんな貝を食べたよ
岩場の貝
イガイ。 チヂミボラ。 アワビ。 カサガイ。 ムラサキインコガイ。 エゾチジミボラ
砂地の貝
アサリ。 コタマガイ。 イソシジミ。 オオノガイ。 など

ウニは大好物
ムラサキウニ バフンウニ などは たくさん食べた。
見てください。これが現在の宮古のウニだよ。
 おいしそうでしょう!


フジツボ (チシマフジツボや アカフジツボ) もたまに食べていた


鳥やハチュウ類の肉も
カモ キジ はもちろん ヘビ も食べた。


山菜やその他の植物
キノコをまねた土の焼き物も作ったりしたんだ。キノコも食べたよ。このほか、海草や山菜などはぼくたちの大好物だったよ。