ぼくがモンちゃんだ
ぼくがモンちゃん。なぜぼくが今の日本にいるのか、みんな不思議に思うだろう。そのことを説明しよう。
 実は、ぼくが暮らしていた時代は、現代の学者さんがいう縄文時代中期 今から4,500年ほど前だったんだ。
3年前の夏、突然今の世界に来てしまったんだ。どうなっちゃたのかぜんぜん分からない。夕方、とうさんと狩りを終えて山を下るとちゅう、がけからすべり落ちたとき何かがおきたらしい。大変なことになっちゃった。残された家のみんなは心配しているだろう。
幸いこっちの時代で出会った宮古の親切な人に助けられ、その人がぼくのことをホームページで紹介してくれているんだ。
自己紹介
当時の年れいは  
13才。男の子だよ。  
とくい技  
弓矢の腕前には自信があるんだ。20m以内なら20cmのまとに百発百中当てることができるぜ。  
今がんばっていること  
とうさんといっしょに、船で海に出て、魚をたくさんとれるようになること。丸木船をこぐのはけっこうむずかしいんだよ。  
ぼくの家族は  
じいちゃん   年齢49才。このあたり一番の長生き。ムラでも一目置かれている長老だ  
とうちゃん   年齢31才。身長158cm。ぼくの尊敬するイノシシ狩りの名人だ。  
かあちゃん   年齢29才。身長148cm。母ちゃんが作る貝料理は天下一品。貝のうまみと塩加減が最高だぜ!  
いもうと   年齢8才。まだ小さいけどドングリの調理はお手の物だ。  
この5人家族だ。  
ぼくの後にも二人子供が生まれたそうだけど、みんな生まれてすぐに死んじゃったんだって。子供が大きくなるのはホント、大変だったんだよ。  
おっと忘れていた。家族同様の大事な二人、いや2匹。縄文犬のピピとリリだ。大きさは肩の高さが40cmほど今の柴犬と同じぐらいだ。狩りに行くときは必ずいっしょだよ。  
住んでいたのは  
今、岩手県の宮古市崎山と呼ばれている所だ。  
わが家の今年の目標  
ぼくたちの家を新しく建てかえること。今の家はじいちゃんの代につくったもので、もう18年たっている。かなり古くなった。家族もふえたので大きな家を作るんだ!