宮古市教育委員会資料より
貝塚から出た食物などの遺物
崎山貝塚から発見された貝、魚、鳥類、ほ乳類は実に84種類にも及びます。また、ドングリ、クルミなどの木の実や、キノコをまねて作った焼き物も発見されています。このほかに、海草や山菜などのように、形の残らない物を含めると、ありとあらゆるものを食べていたと考えられます。
崎山貝塚の特徴として、魚の骨が多く出ていることがあげられます。貝塚ではなく「骨塚」といってもよいくらいです。崎山人がいかに漁業にたけていたかの証拠です。この魚の中で、サケがごく少ししか発掘されていないのは不思議です。たぶん当時は気候が温暖で宮古の川にはサケがのぼらなかったのではないかと考えられます。また、サンマも出ていませんがこれは原因がわかりません。
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南貝塚 | 北貝塚 |
| 時代 | 縄文時代前期から中期初頭 (6,000〜5,000年前) |
縄文時代前期から後期初頭 |
| 状態 | 厚さ1m以上の魚骨層、岩礁性貝類 | 厚さ2m以上の土器捨て場と貝塚 前期には魚骨層と火山灰、後期には岩礁性の貝類と砂泥性の貝類 |
| 魚 | ||
| 貝類 | ||
| 鳥・ほ乳類 | ||
| 植物 | ||
| 道具 | へら。装飾品類。 |
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| その他 | ||