火おこしの道具

子どもたちの火おこし大会の様子です。

宮古市教育委員会の資料より


縄文時代にどのようにして火をおこしたかは大変きょうみのあることだよね。それはいろんな研究者がじっけんしている。ここで紹介するのはそのけんきゅうにもとづいて、ふくげんされた道具だ。
板と棒
手でもむための棒。先は「うつぎ」「あじさい」の茎を使う。ねもとを四角形にとがらせ、四角い穴をあけた竹の棒にさす。そしてひもでしっかりとしばる。
これは棒の先を受ける木の板だ。みぞが切ってあるのが分かるかな。このみぞからこげた木のくずが出てくる。
この板の穴に棒の先をはめ込む。
それでは、名人の技を見せよう!
やってくださるのは宮古市教育委員会社会教育課の高橋先生です。錐揉み法(きりもみほう)という、縄文時代にも行われていた方法のじつえんです。2分もしないうちに黒いけずりくずがけむりをたてはじめました。そこにもぐさをあてて、いきをふきかけ火をうつします。
もぐさの火を、用意しておいたねんりょうにうつします。この竹のおけの中には一番下にわりばし、まん中にかわいたすぎの葉、一番上にもぐさが入れてあります。強くいきをふき付けるともくもくとけむりをあげて燃えました。この間わずか3分ほどでした。