2.23 十文字町長・議長へ署名簿を提出 (以下の画像はABSニュースより)
提出したのは 成瀬ダムにかかわる上水道計画についての陳情書 602名分でした。
成瀬ダムと連結するかんがい排水工事計画への陳情書については引き続き署名を集めていますので、御協力をお願いします。
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ABS(秋田放送)のニュースより
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十文字町庁舎(2月23日)
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600余の署名を提出する「考える会」事務局長
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署名簿に目をとおす十文字町長
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放映された「赤滝」の映像
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「予定地の渓流」映像
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「20世紀型(大量消費時代)の計画は見直すべき」
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「これまでの事業の経緯をふまえて考えていきたい」
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12.6「成瀬ダム」にかかわる請願署名を開始
このページの目次 鶴岡市の運動はこちら
成瀬ダムも署名開始(朝日新聞「秋田」版)
署名活動の様子(ABS「秋田放送」より)
成瀬ダムにかかわる上水道計画についての陳情書
成瀬ダムと連結するかんがい排水工事計画への陳情書
請願署名に関するQ&A
宣伝チラシ(上水道の比較など)
「ダムの水と私たちの町の上水道」(学習会のご案内)
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成瀬ダムも署名開始(朝日新聞「秋田」版)
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署名活動の様子(ABS「秋田放送」より)

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地元「秋田放送」で成瀬ダムの特集
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「知事の視察はたった30分というものだった」
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猛吹雪のなか、当会から4名の会員が街頭に立った
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署名を訴える看板を立てて…
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町民に訴える「会」の事務局長
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町民の関心の高さがうかがわれた
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成瀬ダムにかかわる上水道計画についての陳情書
成瀬ダムにかかわる上水道計画についての陳情書
当地は昔から豊で上質な地下水資源に恵まれ、それによる醸造業、豆腐や麺類などの製造に必要な産業用水、住民の日常を潤す「生活用水」の確保により、地域の特色ある繁栄を支えてきました。
しかるにこの度、住民の十分な計画の参画や合意もなく、「上水道計画」は進行しようとしています。
1
河川水による上水道水は、現在よりもまずくて高価となり、生活を低下させます。
2
新たな浄水施設の設置と運用は、債務にあえぐ町財政をさらに圧迫し、住民サービスを低下させる心配があります
3
地下水を函養しながら利用する努力がまず払われるべきです。
わたしたち町民は、今後とも地下水利用による町の「生活・産業用水」の確保と供給を、つよく希望し、住民の声を尊重する水行政をお願いします。
平成12年12月
**町長 ++++様
**町議会議長
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成瀬ダムと連結するかんがい排水工事計画への陳情書
成瀬ダムと連結するかんがい排水工事計画への陳情書
現在雄物川土地改良区では、当該地域の農業用水が、現状では40%不足だとして、かんがい排水事業計画390億円を策定中です。その用水確保分として、成瀬ダム計画に約2800万tを要請しています。
しかし、この計画は次のような問題点を残しています。
1
農業用水は、皆瀬ダムの完成、3割減反により基本的には充足し、他の補助的手段で、安価に補える状況です。
2
県・町も新たな財政負担をともない、より緊急性のある事業が停滞する心配があります。
3
個々の事業内容がいまだ不透明で、代替案との比較や費用対効果も不分明のままです。
4
農家は、重なる農業投資、輸入などによる米価低落や、減反等により5割の収入減をかかえ、今後の経営に不安を強く感じています。
5
過去の基盤整備では、農作業効率を高めた一方、水田を巡る自然環境や地下水循環にゆがみが生じました。その回復策の話し合いが必要です。
わたしたちは、貴事務所がこの計画を見直し、一般住民、受益者、行政当局を含めた、21世紀にふさわしい理念に基ずいた計画を、再検討されるようお願いします。
平成 12年 12月
雄物川筋土地改良区理事長 笹 山 登 生 様
東 北 農 政 局 長 長 岡 壽 男 様
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請願署名に関するQ&A
+−
成瀬の水とダムを考える会 平成12年・問い合わせ先(0182-42-2311)−−+
|水道計画と農業用水路計画に町民意見を
反映しましょう|
+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+農家ではない私も署名?
(質問)農業用水計画に私は関係ありませんが…。
(答)
その代金をあなたが払うことになるのです。
成瀬ダム八千万のは農業用です。その経費はすべて県と国が払います。つまり貴方の税金が使われます。
農業用水路などの経費は国で払います。これも貴方の納めた消費税や所得税が使われます。県、町も払い、農家の負担は全体の1%程度にしようと事業者は考えています。
町や県の負担がこれ以上多くなれば、教育予算を削ったり、除雪費も苦しくなり、町民サービスは益々低下します。
莫大な国の借金は、税金をふやすしか方法はありません。
もっと安くできないか。別の方法はないのか。豆腐1丁でも主婦は必ず考えます。千億円の買物なら考えないの?
政府では、21世紀の事業は政府や県だけで計画するのではなく、
住民などの参加を求めていこうと提案しています(六全総)。
ペットボトルの水の時代
(質問)いまの町の水道は地下水です。なくなりませんか。
(答え)千年も出た泉も、最近30年、急にへりました。
昭和46年秋、真人の頭首工の工事が始まったとたんに、120軒の井戸水が止まりました。
十文字でも 、井戸屋さんが急に忙しくな
りました。水が出なくなったのは、地下水の入口を人間が工事をしてふさいだからです。当時、「三面コンクリートの水路は地下水を減らす」と言った人もいました。地下水の入口を元に戻す努力をすれば、水はいつまでも出てくれます。
(質問)ダムの水のほうが安全ではないのですか。
(答え)川の水と、井戸水を比べてみると、川の水のほうが汚れています。土の中には沢山のバクテリアが生きています。それが水をきれいにしてくれます。
(質問)日本は都市ほど川の水を飲んでいます。
(答え)東京でも、昭島市は百%地下水です。三鷹や府中、八王子なども半分は地下水です。都市の人もほんとうは地下水を飲みたいと願っています。
ペットボトルの水を買い求める
人が急増しています。東京はそれで御飯を炊く家庭が増えてい
ます地下水のほうが、おいし
いし安心です。
下水道で水不足が起きませんか?
(質問)下水道工事が進んでいます。将来の水不足が心配ですが。
(答え)浄化槽を30年使っている十文字町のある家庭では、一日一人平均140リットルの水で
間に合っています。別の十文字町の家では一日一人平均280
でした。車を毎日洗う兄さんがいました。
植木に水道の水を使う人、屋根の水をぜんぶ桶や池に集め
庭木にやっている人、1日50
はちがいます。仙台市の一日ひとり平均量は190
ですが、ホテルや飲食業、公園などの水も入れて350/1日1人平均実績です。増田町の計画は402
、こんなに大きな見積をして、だれがその負担をするのでしょうか。
地下水はいろいろな方法があります。六郷町はまさに先進地だと思います。私達の会では、「湧き水の観察会」をして、その勉強を深めていますが、残念ながら、行政や議員の方で参加する人は、皆無に近い状況です。
増田・十文字町の休耕田を「ため池」にしようというのも、そのために役立つと思います。
休耕田3割の影響は大きい
十文字町の水道水が地下何mにあるのか、調べた結果をみてください。
(坂の下・平成7年)
2月 地表下 約8.0m
4月 4.0
6月 1.5
8月 1.5
10月 5.2
12月 4.5
田んぼの水が、地下水の入口になっていることがよく分かります
休耕田3割ということは、入口が3分の2になったということですね。水路や沼地が減り、三面舗装で追い討ちをかけました。
減ったのは地下水だけではありません。農家の収入も3割減ったのです。お米の値段も3割さがっています。NHKの解説者は、安くなって嬉しいと言いました。でも、あなたのお隣の農家の収入が、あわせて5割も減ったということは「嬉しいこと」でしょうか。
農家の水利費は、田んぼが減っても同じです。農機具の借金私達の会では、「湧き水の観察も同じ、毎年出ていく金は減りません。収入だけは半分です。これでは商店の品物も買えません。あたらしい「水利工事費」の支払ができるでしょうか。心配する農家も少なくありません。農家でない方も応援してください。
湧き水も出ない、池や沼もない水田では、メダカもドジョウもいなく
なりました。十文字の環境調査で、60%の人が自然はいっぱいと答えたけど、ほんとうは危ないところまで来ていないてしょうか。
自然も家計も
町も破産しない提案を !
(質問)3割減反でも、田んぼの水は足りないのですか。
(答え)基本的には足りています。皆瀬ダムも役立つています。万一の水不足の時は、ポンプや水のリサイクルで間に合っています。その電気料や手間を払った方が嬉しいと、ある農家は言いました。
(質問)ポンプ代や手間賃の経費と、ダムを造ることと、どちらが安いのですか。
(答え)わたしたちの計算ではダムの方が百倍も高いのです。
(質問)なぜ、そんなに高いダム建設なのでしょう。
(答え)だから、わたしたちも不思議に思っています。自民党の中でさえ批判が起きていますよ。会社には高くてもお金を払う。安くても農家に払うのは駄目だ…
あたらしい農業用水路計画の代金も、まだまだ増えると思います。
(質問)なぜ?
(答え)工事が進むにつれて、俺の方が足りないぞ!ということで、工事費どんどん増えます。私達の会ではその資料を集めています。八木頭首工の改築がまた始まります。
(質問)八木の頭首工はまだ壊れていないでしょう。
(答え)いままで15t入れた水を30tにするそうです。現状では43%の不足という計算です。
(質問)そんなに足りないとはおかしいですね。
(答え)水をもっと速く流す水路をあたらしくつくる計画のためだと思います。水の無駄遣い計画ではないでしょうか。
農家も町民も さらに負担増
農家はこれ以上の金は払えないと心配してます。町の水道も、施設費、運転費などで、料金倍増が約束されます。おまけにまずくなること確実です。もっといい方法をみんなで提案しましょう。
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宣伝チラシ(上水道の比較など)
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「ダムの水と私たちの町の上水道」(学習会のご案内)
「ダムの水と上水道計画を考える」 学習会
「成瀬の水とダムを考える会」は、成瀬ダムに関わる二つの請願署名活動を開始しました。
第一弾!ダムの水を利用する上水道計画、本当に必要なのでしょうか?
みんなで認識を深め、運動を大きく盛り上げていきましょう!
日時: 2001年1月21日(日) 午後1時30分〜4時
場所: 十文字町総合文化センター 講座室
会費: 500円
次第: 講演と意見交換、運動交流
「ダムの水を上水道に使ってきた全国の例と今後の私たちの課題」
講師: ジャーナリスト 保屋野 初子さん
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保屋野初子(ほやのはつこ)さんの経歴
1957年長野県上田市生まれ。旧制中学の校風が残る県立上田高校卒業後、
教師を目指して筑波大学に進学するが、フランスへの短期留学を機にジャーナリストを志望。
大学卒業後、ゴルフ業界紙を経て「週刊現代」、「ヴェーズ」、「アエラ」などを中心に取材記事多数。
「アエラムック・学問がわかるシリーズ」の創刊以来の編集デスクも努めている。
この間、英語、ポルトガル語を使って、東南アジア、ブラジルの環境、開発問題を中心にした海外ルポも多い。
日本の水道行政については、1986年の「週刊現代」での取材記事以来、断続的に取材を続けている。
著書:「水道がつぶれかかっている」(築地書館:1998年)
共著:「破綻と再生--自治体財政をどうするか」(五十嵐敬喜ゼミ+立法学ゼミ、日本評論社:2000年)
1998年より法政大学大学院修士過程(政策研究プログラム)を経て、2000年4月から同博士課程に在籍中。
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