成瀬ダムとは(建設省湯沢工事事務所発行のパンフレットより)
■雄物川と成瀬ダム 成瀬ダムは、雄物川水系成瀬川に建設される多目的ダムです。 雄物川は秋田県、山形県境の大仙山に源を発し、湯沢市、大曲市などを貫通し、秋田市を経て日本海に注ぐ、幹川流路延長133km、流域面積4,710kuの一級河川で秋田県全面積の40%を占めています。 ■成瀬ダムの目的 1.洪水を防ぎます。 成瀬ダムは、雄物川上流ダム群の一つとして、ダム地点における計画高水流量470立方メートル/秒のうち360立方メートル/秒を調節し、洪水のピーク時におけるダムからの放流量を110立方メートル/秒とすることとし、成瀬川、皆瀬川、雄物川沿川地域の洪水被害の低減を図ります。 2.河川の正常な流量を確保します。 ダム下流地域の維持流量の確保を行うなど、流水の正常な機能の維持と増進を図ります。 3.農業用水を供給します。 雄物川上流部地区の農地に対して、農業用水の供給を行います。 4.水道用水を供給します。 ダム下流地域の市町村に対して、新たに水道用水の供給を行います。 5.発電を行います。 新たに発電所を建設して、水力発電を行います。 ■成瀬ダムの概要 成瀬ダムは流域面積約68ku、総貯水容量約80,300千立方メートルの中央コア型ロックフィルダムです。成瀬ダムの建設により、ダム地点における計画高水流量470立方メートル/秒のうち360立方メートル/秒を調節し、洪水のピーク時におけるダムからの放流量を110立方メートル/秒とする計画とし、下流の成瀬川、皆瀬川、雄物川沿川地域の洪水被害の低減を図ります。更に既得及び新規の農業用水を雄物川上流部地区に補給し、また、水道用水として、ダム下流域の市町村に供給するとともに発電を目的としています。 |