<魔食中毒菌 自己免疫作用の謎>
.
魔界の住人が感染した場合は、数週間魔力がなくなる程度なのですが、
人間が感染すれば、助かる見込みは御座いません。
.
数千年前から魔界大学魔食中毒菌研究所において、中毒菌の研究は
行なわれてはいるのですが、未だに中毒菌の強力な自己免疫作用の
壁を突破する事は、困難を極めております。
.
現在、魔食中毒研究所では、外宇宙の意識の介入も考慮に入れ、
「中毒菌 自己免疫作用の謎」の解明にあたっております。
.
現在は上記した状況に御座いますので、魔食中毒菌の感染の恐れのある
魔界酒を人間に勧めることは、魔界法1010条により禁止されております。
.
魔食中毒菌の恐るべき特徴は、解析がすすむと幽子の如くその姿を隠して
しまうところにあります。
.
魔界大学魔食中毒菌研究所のゲノム解析は、過去数千年に渡り進められてはいるのですが、
ある程度の解析が進むと、時を見計らった如く姿を隠してしまい、次に現れる時には、
今までの研究は無駄になっております。
これが、過去数千年に渡り繰り返されているのが研究の実情であります。
.
感染に関しても、特定する事が出来ません。
菌は、時間、意識の中も自由に存在する事が出来るようです。
研究所では仮説としてですが、菌は一つしか存在しないのではないかと考えております。
一つの菌が時間を越えて、全ての世界に存在しているのです。
.
また、菌は意識に敏感に反応するよに行動します。
ある種の思考領域に敏感に反応する傾向にあり、その思考領域を持った生物に
多く感染が認められます。
|