○足反射区療法について
○足反射区療法について
中国の民間医療には、足の特定部分を何らかの方法で刺激する事によって病気を
治療するという方法があります。これが「足反射区療法」又は「足ツボ療法」と
言われるものです。単純な疲れによる肩こりや頭痛はもちろん、何かよくわから
ないけれども、調子が悪い等というとき上記のような療法を行うと元気を取り戻
すことが出来ます。
なぜ「足」なのかと言うと、足には心臓、腎臓、肝臓、などあらゆる内臓を初め
頭から足の先に至るまで、全身に対応する部位が集まっています。つまり足は全
身の情報が反射し返ってくる場所です。万有引力の法則によって、全身を巡った
情報は足へ足へと戻ってきます。言い換えれば全身の生理的変化に関する情報が
全部この足に集まってくるのです。これらの情報をもとに身体の異常を診断し
あるいは治療する事が出来るのです。これらの情報をもとに私たちは身体の各部
に起きた変化をいち早く察知して、適当な処置をすれば、未病の状態のうちに
病を癒やし、いつまでも元気な状態を保つことができると言うわけです。
○足反射区と足ツボについて
足ツボ
=治療効果を上げる究極の点。
この点を刺激する事で治療効果を上げていくのが鍼灸師やマッサージ師などと
いった専門家が行う療法です。専門家はこの点を、正確に探し当て刺激を与え
病気を治療するのです。
足反射区
=ツボを中心とするエリア。
ツボよりは広範囲を指す。位置の特定についてツボより厳しくないが、これでも
ある程度、健康維持や病気治療に効果を上げることが出来ます。
○足反射区療法の歴史
足反射区療法はもともと鍼や灸などがきちんとシステム化されていない時代から
中国の民間に流行してきた治療法の1つです。第二次世界大戦の当時、ドイツ
から来た1人の看護婦が中国の田舎で医療活動に従事しているときに、住民達が
この方法を使って治療していることを知ります。そして、勉強し戦後ドイツに
帰りこれを教え広めたのです。
○足反射区療法の効果
1)病気の治療
何らかの症状を持っている場合、反射区の反応のあった部位を刺激し続けると
次第に症状が軽くなっていきます。あるいは、
未病の治療
にも効果があるのです
病気ではないが、なんとなく具合が悪いが病院へ行っても異常がない。と、
言われてしまう事がよくあります。現代医療では、検査値に異常が出てくるのは
機能障害の部分が70%以上になった時なので、ちょっと調子が悪いと言う程度
では検査値に異常と見られず、検査値を重視する現代医療では処置のしようがな
いというのが現状です。中国医療で「調子が悪い」というのは発病への赤信号つ
まり「未病」と呼んで、この段階での治療を重視しています。
足反射区療法は、この「未病」治療の1つの重要な手法ともいえます。
2)病気の早期発見
早期発見は大切です。誰でも一定の年齢になると体調が狂ってくるのは当然です
が、それがほとんど自覚されていません。特に疲れや肩こりなど小さな不調が
大病の赤信号だと気が付かず、一晩寝れば治ると思っているのが一般的です。
足反射区療法は、この赤信号を早期に発見することが可能です。
3)健康の維持
健康の維持としても足反射区療法は最適です。1日の疲れはその日のうちに
取り除いておくのが、健康維持の秘訣です。
○足反射区療法の特徴
1)療法が単純で簡単。
2)即効的。
3)副作用がなく人に優しい療法。
4)手軽。
などの点にあります。
○健康回復の仕組み
足反射区の刺激 → 代謝促進 → 廃物排出 → 体内の掃除 → 健康
足反射区を刺激するとまず血流の速度が速くなります。そして全身の代謝の
スピードが速くなります。代謝が速くなるということは廃物の排出スピード
が速くなるということです。廃物を排出するというのは体内のゴミを外に出
す訳ですから身体がきれいになります。このゴミこそが、疲労や病気の原因
になっているのです。それらが取り除かれれば健康になるのです。
「足反射区」は身体の一番末梢の部分にあります。普通末梢の部分では血流
速度が遅く、したがって一番物質が残りやすくなります。足は身体の一番下
にあり一番回流しにくい所なのです。
例えば、冷え性の場合は末梢の部分が冷えているような感じがあります。
これは、血液が滞っているからです。足反射区療法はその末梢部分を刺激し
この部分に滞っている血液を代謝させて、血液を循環させようというのが
この目的です。末梢の部分に血流が多くなると、そこに残っている廃物が
体内に戻されます。そして今度は全身の血流から集まった廃物が腎臓などを
通して、尿として身体の外に出ていきます。このような働きのために腎は
足反射区と泌尿系の中でも最も重要な所と言われています。
そして、足反射区を刺激すると
1)血液循環を促進する。
2)神経系を通して身体を調整する。
3)内分泌系(ホルモン)を通して身体を調整する(脳下垂体、甲状腺)
4)免疫系(リンパ)の機能を増強する。
5)筋肉の緊張状態をリラックスする。
6)ストレスの解消と心理的な治療をする。
内臓と対応する足裏の反射区
足の裏は全身と対応する形になっています。
親指が頭、踵のほうが下腿の部分、そして、足裏が内臓と対応しています。
肺に対応する部分は両足に、心臓、脾臓は左足に、肝臓と胆のうは右足に
あります。腎臓と輸尿管は両足の土踏まずのあたりの曲線上にあります。
これらの反射区のなかで排泄をつかさどる腎臓、輸尿管、膀胱のラインは
とくに重要な部分です。
次に足を横から見ると、足の周りの部分で見ると親指の部分が頭で、付け根が
鎖骨の部分、足のひらの部分が胸椎の部分でかかとの部分が股関節です。
正面で見ると、内蔵に対応する部位を、横から見ると骨格を見ることが出来ます。
*
足ツボ療法を行なう時の注意点 *
終了後30分以内に、300〜500CCの水を飲みましょう。
足に刺激を与えて血流を早めても、ミズを補充しておかないと老廃物を排出で
きません。
療法を行なった後、尿の色が濃くなったりしますが心配在りません。
これは、体内の毒素が、体外へ排出される為に起こる現象です。
食事後、一時間以内は療法を行なってはいけません。
お腹いっぱいになると、血液が全部胃に集中する為です。
そして、この状態で行なうと血液がよく循環して、手足、足先の隅々まで行き
渡るため胃が供血不足の状態になります。