このページはグランビア通信に書かれた
スペインよもやま話を集めています。

--♪--♪--♪ スペインよもやま話 bQ8♪--♪--♪-- 

     --  スペインの治安状況  --

 スペインの治安は悪い、とよく言われます。本当でもあり、また
 間違いでもあります。と言うのは危ない地域とそうでもない地域が
 あり、さらに泥棒に狙われやすい人とそうでない人がいるのです。

 まず危ない地域ですが、首都マドリード(人口400万)、次にバルセ
 ロナ(人口160万)です。両方とも大都会で規模は少し違いますが
 スペインの東京、大阪といったところでしょうか。どの国でも大都会
 は治安が悪いのが相場で、東京も最近は場所によっては一人歩き
 を避けたくなるようなところがあります。

 マドリードでも一番危ない所は、アトーチャ駅周辺です。この駅は、
 新幹線〔AVE〕の始発駅であると同時に、アンダルシア方面やポルト
 ガルからの国際列車の発着駅なので、多くの人でにぎわいます。
 
 要注意!僕も以前アラブ系のグループに狙われた事があります。
 その時は両替所の女の子に「あの人達 泥棒よ!気をつけて」と
 耳打ちされ、新幹線のホームに逃げ込んで事なきを得ました。

 また特に日本人の女性にとって一番狙われやすいところは
 グランビア通りにある〔ロエベ本店〕前です。ここはかなり危ない! 
 日本人の女性がここでブランドショッピングを楽しんでちょっと気分が
 舞い上がった(?)ところをひったくる、実によく研究してます。犯人は
 アフリカ系、アラブ系がほとんどで、日本人のサイフを狙って運が
 よければ1年ぐらい家族を養える稼ぎになるそうです。もし捕まっても
 本国へ強制送還されて終わり、出稼ぎしてる感覚なんでしょうね。
 
 スペインで一番被害に遭うのは、日本人の女性で次にドイツ人
 の老人だそうです。なぜかって、それは日本人の女性はお金を
 いっぱい持っていて、ドイツ人の老人は動きが鈍いからだそう
 です!?

 悪いところばかり書きましたが、本当はそれは一部であって、
 グラナダ(人口30万)のように秋田と同じような地方都市では、
 その限りではありません。女性が一人で夜のバル巡りをしても
 問題ありません。ただしどの都市にも危ない区域はあります、
 事前にチェックをお忘れなく!
 もっと詳しい情報はこちら。↓
 http://www.spainnews.com/chian/chianmain.html

 何か質問などありましたらメールください。

         それでは また Adios!amigos amigas.
 
                                


--♪--♪--♪ スペインよもやま話 bQ9♪--♪--♪-- 

     -- サフラン AZAFRAN --

 スペイン料理に欠かせない食材は、オリーブオイルとニンニク、トマト、
 パプリカ、そしてサフランです。このサフランは皆さんもご存知かと思い
 ますが、非常に高価です。多分、普段つかわれる食材の中では、一番
 高いのではないでしょうか。現在、うちで使用しているのは、スペインの
 ラマンチャ産で5g、3000円です。ですからパエリアやブイヤベースの
 料理が少し高いのはそのせいもあります。

 このサフランは何かというと、サフランの花のめしべを摘んで乾燥させ
 たものです。サフランの花はクロッカスと同じ仲間で、よく似ています。
 背丈は13〜16cmぐらいで紫がかったピンク色の花です。めしべは
 1つの花につき3本あってこれを一つ一つ手で摘むのですから、いくら
 人件費の安いスペインでも値段が高くなってしまうというわけです。

 有名な産地はラマンチャ地方で、ドンキホ―テでおなじみの風車のある
 内陸地方です。ラマンチャは他にもワインとチーズが有名です。当店でも
 ケソマンチェゴという羊のチーズを使っています。

 さてパエリア1〜2人前分で使うサフランの量は40〜50本です。
 きれいな黄色と香りがなんとも食欲をそそります。
 ホームページにパエリアの作り方を載せてありますのでご家庭で
 挑戦してみるのはいかがでしょうか?
 
 パエリアの材料もグランビアでお求めになれます。
 ・サフラン(1回分用の小袋) 300円
 ・オリーブオイル(500ml缶) 800円
 ・パエリア鍋(何種類か在庫あります)
         
パエリアの作り方⇒http://www.rnac.ne.jp/~granvia/paella_recipe.htm

 わからない点がありましたら電話ください。会員の方にはコツを
 お教えします。では成功を祈ります。
   それでは また Adios!amigos amigas.

 
    

   --♪--♪--♪ スペインよもやま話 bR0♪--♪--♪-- 
   
    -- ハモン セラーノ JAMON SERRANO --

スペインは、年間約3千万本の生ハムが生産される世界一の生ハム生産国
です。 代表する生ハムは大きく分けて2種類。一般向けの「ハモン・セラーノ
(山のハムの意」)と最高級生ハムの「ハモン・イベリコ」です。どちらも乾燥
したスペインの高原風土と伝統が作り出した逸品です。

1つおことわりしておきますが、生ハムと聞いて「生ハム&メロン」という
フルコースのオードブルを思い浮かべてる方はすぐに忘れて下さい。
あの生ハムとはまったく別ものと言っていいくらいなのです。

ハモンセラーノは白豚の後ろ足でつくられるのが一般的ですが、品質を
向上するため交配種白豚からも作られています。 名前に”セラーノ”
(serano:山)を持つこのハムは、空気が澄んで寒さの厳しい山間部で
作られます。地中海性気候の湿気の多くて寒い冬と乾燥した夏、そして
山の気温変化が塩漬けされた肉の旨味を凝縮させ、しっかりした歯ごたえ
とまろやかでほどよい塩味を生み出しました。

ハモンイベリコより熟成期間が短く(8〜14ヶ月)、やや水分が多い。生産量
も多く、スペインの一般家庭で日常食べられているのはこちらの生ハムです。

 < 特 徴>
 1. 最低55%の穀物を含む加工飼料で飼育
 2. 離乳後6ヶ月、約90〜95kgの体重で屠殺
 3. 36週間の加工プロセス
 4. 重量目減は未加工肉量の約32%

ハモンイベリコの方ははアンダルシア、サラマンカ、エクストマデューラ地方
のみに生育する、イベリア種というスペイン原産の黒豚から作られます。
中でも最高級生ハムのハモン・イベリコ・デ・ベジョータは、イベリア半島の
南西部に自生する樫やコルク樫の森に放牧され、オレイン酸を多く含んだ
ドングリ(=べジョータ)を食べて成長した黒豚を使います。

運動量が豊富なので赤身に脂肪が入り込み、すばらしい霜降り状態に
なります。180kgに太ったイベリア種黒豚を使い、2年以上の歳月をかけて
じっくりと成熟させるので、生産量は非常に限られています。そうして出来
上がったハモンイベリコは、口に入れると肉や脂の香りが強いセラーノ
に比べ、木の実や枯れ草、木のような芳香が漂います。独特の強い香り
と濃い旨味は、キャビア、トリュフと並び賞されるのもうなずけます。

当店の自家製生ハムはハモンセラーノと同じ製法をとっています。
現在は14ヶ月熟成した物と36ヶ月熟成の物と二種類あります。
36ヶ月物は在庫が少ないのですが、こちらの方を現在提供しております。
口に含むとじっくり旨みが広がります。

美味しいハモンの食べ方は、カット後10分程度のものをティオ・ペ・ペ
(シェリー酒)と一緒に…。
スライスものは、開封後常温で戻し約30分後、脂身が黄味を帯びて
ツヤが出、ジューシーさがでてきた時が食べごろです。

グランビアのハモンセラーノについて 
           ↓
http://www.rnac.ne.jp/~granvia/ham.htm

それでは また Adios!amigos amigas.
 

  
 





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