米屋ふくち おいしいごはんの炊き方・お米の保存方法

白米の炊き方・保存方法

【水加減について】
当店のお米は、
←このようにくいを立てて刈り取った稲を干す、
「ほんにょ架け」による天日乾燥です。

したがって、田んぼの場所により、又は、
1本のほんにょでも上の方と下の方で、お米の水分量が微妙に違います。

水加減はまず炊飯器の標準ラインで炊いてみて、
お好みに合わせて調整していただけるとうれしいです。


【お米の保存方法】

冬季で約1ヶ月、夏季で2〜3週間程は、風通しの良い場所に常温保存で問題ありませんが、それ以上の場合は、
密封容器(ジップロックやペットボトルなど)に入れ、冷蔵庫で保管すると長持ちします。
 (密封していないと、お米が乾燥しすぎたり、冷蔵庫内の匂いがついたりしますのでご注意ください。)

冷蔵庫から出してお米を計ったら、すぐにふたをして冷蔵庫に戻してください。
 (長く出しておくと、暖かい外気と湿気でお米に水滴がつき、傷みやすくなります。)
 

【ごはんの炊き方のコツ】
・お米を正確に計ります。(カップは揺すらずに、きちっとすり切りで)

・とぐ時は3回とぎが基本です。
 初めは水でさっと洗い流し、とぎ汁の匂いがお米に付かないように、素早くといでください。
 (当店のお米は大規模精米所と違って、米粒に磨きをかけていませんので、ぬかがたくさん出ます。このとぎ方が重要です。)

・お米を十分(1〜2時間くらい)水に浸し、炊飯器のスイッチを入れます。
 (炊飯器はIHのものが良いようです。)

・炊き上がったら10分位蒸らし、ご飯のカニ穴(蒸気の抜け道)から余分な水分を出す時間をとります。
 炊いたご飯の量にもよりますが、この時間が短いとベチャッとした感じ、長すぎるとゴツゴツバサバサとした感じになります。
 (炊飯器によっては、この蒸らしを含めて炊き上がりになるものもあります。その場合はすぐにふたを開けてかまいません。)

・ふたを開けたら、しゃもじで深く切り刻むようにほぐします。
 (あまりこねすぎると、ごはんの粒がつぶれて、粘っこくなってしまいます。)

少しでも参考にしていただければ幸いです。

あとは思う存分味わってみてくださいね!(^o^)


      玄米の炊き方

【水加減について】
・玄米は普通に炊くと、硬くて粘りもありませんので、
 水を多めに、つけ置きの時間を長くして軟らかく炊くのが基本です。
・玄米食に慣れていない方は、
 水をいっぱい入れて、おかゆのように炊くのも食べやすいです。



【圧力釜で炊く場合】
・よく洗った玄米を1.2〜1.3倍の水に一晩漬けておきます。
 このとき塩をほんのちょっと入れておきます。
 
・強火にかけ、沸騰しておもりが動いて1〜2分後、弱火にして20分炊いたら、
 15〜20秒だけ強火にしてから火を止め、15分程度蒸らします。
 
・鍋の中の蒸気が完全に抜けてからふたを開け、しゃもじでごはんを上下混ぜます。
 (★メーカーにより炊き上がりが違うので、お好みで水加減の調整が必要です。)



【電気炊飯器で炊く場合】
・よく洗った玄米を1.3倍の水に一晩漬けておきます。
 このとき塩をほんのちょっと入れておきます。
 
・炊飯器のスイッチを入れ、一度切れたら15分程度蒸らす。


◆もっと軟らかく炊きたい場合は、
 しゃもじで混ぜながら、さらに玄米の半量の水を加えて、
 再度スイッチを入れ炊きあげます。
 (★玄米炊飯機能のついた炊飯器については、説明書に従ってご利用ください。)


◆玄米にはカリウムが多く含まれていて、独特の苦みが少し出る場合があります。
 塩を入れるのは、
 塩に含まれるナトリウムで中和させると、より美味しく炊き上がるためです。

 
玄米は圧力が高いほど、もっちりと美味しくなるので圧力釜が一番ですが、

電気炊飯器でももっちりとした食感を出すために、もち米玄米を適量入れると美味しくなります。



参考にしていただければ幸いです。