釜石市と大槌町は岩手県の南東部、陸中海岸国立公園の中心に位置し、海と山の豊かな自然に恵まれたまちです。また、一年を通じて寒暖の差が少ない海洋性の気候で、比較的温暖な地域でもあります。三陸沖合いは暖流と寒流が交錯し、世界三大漁場のひとつに数えられており、当地区は釜石湾と大槌湾を中心に5つの湾と17の漁港を拠点に発展してきました。春にはホヤ、ワカメ、マツモ。夏にはイカやウニ、ホタテが加わり、秋にはサンマやエゾアイナメ。冬の鮭、カキ、アワビと四季を通じ魚介類も豊富で、水産業はまちの経済を大きく支えてきました。

 近年、水産業を取り巻く環境は厳しくなっており、抜本的な対策が望まれるようになりました。こうしたなかで、海の資源の有効な利用方法や、つくり育てる漁業に関する研究開発が岩手県水産技術センターなどを中心に進められており、新たな水産業の時代を迎えようとしています。
 さらに、世界的な産業構造の変化のなかにおいて、釜石地区も21世紀に向けた活力あるまちづくりが求められております。
平成18年度を目途に仙人峠道路の開通、世界最大級の湾口防波堤の完成、公共埠頭の整備等、物流関連のインフラ整備が完了を迎えようとしています。

海と共存するまちづくり、自然と調和した21世紀の新しいまちづくりが今、『SEA POWER』を合言葉に始まろうとしています。