ハッピースキー(^。^)

ページ更新2015.12.1

 

表題/ハッピースキー
 

私なりのスキーの考え方です。
前より上手く滑れるようになった、前は出来なかったけれど少し出来るようになった等とスキーの楽しみが多く感じられるようになれば幸せです。

「用具」・「技術」そして「スキーさばき」の3編に分かれています。

 

 


 

〈用具のページ〉

 

 

 

◆スキーブーツ スキー用具のなかで最も大切
スキーを初めてする場合、用具に慣れることから始まります。
初歩過程からスキーの形状をV字にする「プルーク」、その「プルーク」の形状のままにターンを行う「プルークボーゲン」にて最初の楽しみを体験します。
この段階でのスキーブーツの性能と、スキーを平行のままターンを行う「パラレルターン」ではブーツの性能・特性はかなり違いがあります。「パラレルターン」を体験するためには、パラレルターン用のスキーブーツが必要になります。
パラレルターン用のスキーブーツに必要なものが「カント角」です。

カント角
足首と膝の中心線から、俗に言う「弁慶の泣き所」が外側に反っています。
この反っている角度を「カント角」と言います、この「カント角」は「スキーさばき」のなかでは大変重要なことがらで、スキーを平行に操作するパラレルターンでは無視できません。
この「カント角」は、人それぞれ違いますので調整しましょう。「スキーがそろわない」、「いまいち上手くならない」等チェックされてはいかが。

前傾角度
水平面に立ち、膝の先端から垂直に落とした線が、ブーツの先端から数センチ足首寄りになる位置が目安です。
初身者のころは、あまり前方に膝は出ていませんが上手くなるにつれて、足首の角度が前方向に出るようになります。
この足首の角度が大きい・強いブーツは、 コブ斜面・ショートターン・強いエッジング等のレーシングタイプにみられます。
ロングコース・スポーツスキー等は多少前傾角度の弱いデモタイプやスポーツタイプのブーツが良いでしょう。

 

ブーツを購入される場合は、カント調整が出来るスキーブーツをお勧めします。
初めてスキー用具を購入される場合は、「初心者セット」ではなく、最初から中級者レベルを検討してください。
技術習得のスピードに差が出て、スキーの楽しさが早く体験します。

 

 

◆スキー板 カービングスキーでより楽しく

現在主流のカービングスキーは、スノーボードの特徴を取り入れたもので、大変回転性が良く、安定性もすばらしいものです。
また、オフピステを楽しむスキーや、歩きと滑走の両方を楽しむスキー等も目にする機会が多くなりました。
ここでは基礎スキー板の一般的な事柄を述べます。

アーチベンド
スキーを平面に置いた場合、中央部分が浮き上がっています。このように反っているブリッジ状態を「ベンド」といいます。
これはスキーを装着した場合、スキー全体が雪面につくためのもので、この「ベンド」が無いとスキーの前後部分が浮き上がってしまい不安定になります。
また、このベンド(ブリッジ)を逆にした形状のロッカーを利用したオフピステ専用のスキー板もあります。

サイドカーブ
スキーを上から見ると前後より中央部分が細くなっています。
これは大きく見ると円の一辺になり、ターンをするように作られています。
このサイドカーブが弱い(トップ・センター・テールの3サイズ数値に差が無い)タイプは、回しやすい反面、ズレやすい。
サイドカーブが強い (トップ・センター・テールの3サイズ数値の差が大きい) タイプは、ズレにくい反面、エッジターン安定感を増す等の特徴があります。
このサイドカーブ(サイドエッジ)も、平面の接地長さよりもスキーを傾けた場合の方が長くなる形状の板も有ります。

 

スキーを選ぶ
ベンドも中央部分に強い力をくわえると「逆ベンド」になり「円」の一辺になります。「サイドカーブ」と「逆ベンド」を使うスキー操作は、用具の特性を生かした滑りと言われ、別名「カービングスキー操作」等と表現されます。
スキーの長さとベンドの関係、サイドカーブとねじれの関係などを考慮します。
スキーを選ぶ・・・・・「女性だから」 とか「中高年だから」などで、性能の低いスキーを選ぶのはやめましょう。
スキーは重力・慣性を利用して楽しむスポーツで、一般的なゲレンデスキーでは、性別・年齢など関係無く「目標のゲレンデ」を前提にします。その「目標の斜面」に対応する性能を有するスキーを選びます。


スキープレート
スキー板と金具の間にプレートが装着されている場合があります。
スキーブーツとスキーエッジとの距離の関係からエッジ圧を高める効果がありますが、反面、触れ幅の増加に伴う不安定性も有りますので必要限度内に押さえましょう。ポイントレースの場合は、規定が有ります。 
現在は、スキー板に一体化されているタイプが多く販売されるようになりましたが、スキー板の性能を重要視する場合は、外付けタイプをお勧めします。

 

 

◆金具

ブーツをスキー板に固定セットする機具。ビンディング・バインディングとも言います。
怪我を完全に防ぐものではありません、調整が 大切です。
「高価な数万円の金具も、調整次第では数千円の金具にも劣る」
のことわざがあります。

調整について
以前はスキーヤー各々が自分で金具調整をしておりましたが、現在はスポーツ店・ショップの専用担当者以外の方の数値調整において事故が発生した場合は、保証対象になりませんので注意しましょう。

上級者の方へ、自力開放の勧め
上級者の場合はゲレンデ状況により10.0以上使用する場合があります。開放数値10.0以上の場合は、御自分の脚力が十分対応出来るかチェックされる事をお勧めします。

自力開放の勧め
スキー板にブーツをセットした状況で、自分の脚力にてスキーを外します。金具には前金具(トウピース)・後金具(ヒールピース)があります、最初は金具数値を低く調整し、スキー板にブーツをセットした状態で、スキーを内側に少し傾けブーツを内側にひねり、前金具を外します。又、後金具はブーツセットしたら、後方安全確認し、スキーを後方に蹴り出し自力開放します。その後数値を上げていきます。この作業にて自分の限界解放数値を確認し、技量により0.0〜1.6を+して数値セットします。数値は前金具と後金具は同一数値が基本です。
また、もう一つ大切な箇所として、前圧調整があります。後金具のもう一つのスプリング力によりブーツを前方に押し、復元・開放の大切な働きをします。
なお、金具数値は、目安数値ですので、モデル・メーカーにより多少違うことを認識しておきましょう。
固定状況・ガタなど、今以上に注意をはらいましょう。

 

◆ストック


シャフト径や材質より、自分に合った長さが大切。
スキーブーツを履き、平地に立ちストックリングからの長さで、腕が水平になるのが目安。後は、いろいろな長さのストックで、実際滑ってタイミングが合う長さがベスト。
一般的に短めのストックの場合は、ストックタイミングの関係から、スキーの面を多用するためズレやすくなります。切れを望む方は、あまり短くしないようにしましょう。
現在は、カービングスキーが主流のため、腰のポジションと雪面の距離の関係から、少し短めになっています。

 

〈技術のページ〉 はじめに


技術理論(技術書)と取り扱い説明書

谷スキーに乗りましょう、上体を斜面に合せましょう、外スキーをある程度覚えたら、内スキーも覚え、そして両スキーを操作しましょう。などの技術理論(技術書)は、以前も今も同じなのですが、スキー板の形状の変化により特性が大きく変わりました。この形状が多種多様ありますので、その結果生まれる特性も多種多様あります。


つまり、谷スキーに乗りましょう、上体を斜面に合せましょう、外スキーをある程度覚えたら、内スキーも覚え、そして両スキーを操作しましょう、などの技術理論(技術書)は以前のまま基本となる大切な要素です。

この基本となる要領に、各々のスキー板の特性に合った操作が必要になります、この各々の操作が
取り扱い説明書になります。
運転免許書は 車を運転する基本となる許可書です、以前と大きく変わっておりません。そして車の種類には、セダン・1BOX・スポーツ・他いろいろあります。購入すると、その車によって操作方法に違いがあります、ここで必要になるのが取り扱い説明書です。


現在のカービングスキーでも、この技術理論(技術書)は大きく変わっていません。
カービングスキーを使用する場合は、取り扱い方を学びます。


理論はシンプルに組み立て、あとは反復練習です。
一日でも、一時間でも早く『こんなに、素晴らしく楽しい』を体験してください。



ゆるい斜面も急斜面も、平らな斜面もコブ斜面も
大きいターンも小さいターンもそして深雪も


技術・感覚は、み〜んな同じ。



〈技術のページ〉


 ★ 動き (基本感覚と基本操作)
脚部の保持と動き(上下動)スネ角は一定に保ち・股関節によって大腿部(シャフト)を動かそう
スネ角(足首)は一定に保ち、脚部の運動は股関節(大腿部付け根)と膝関節にて行います。
大腿部を立てる(垂直方向)は前荷重で伸ばしのこと。大腿部をねかせる(水平方向)は踵荷重で曲げのことです


この大腿部の運動には、上体が移行する(身体の全体操作)動きと、自転車のペダルこぎのように、上体を移行せず、脚部で行う動きがあります。
脚部運動の中心となる股関節は、前後、左右、回転などにも動く関節です、効果的に使いましょう。
斜面に立つ
斜面に対して上体を直角に保つ意識が大切です。
スピードの中では、遠心力などに対応するため、ターン内側に傾きますが、斜面に対して上体を直角ぎみに保つ意識は常にもちつづけます。
ターンとターンの切り替え時は、特に重要な動作・意識です。
前後の動き
身体をまっすぐに、「気をつけ!」の姿勢のまま前後に大きくゆっくり傾きましょう。この動きによりスキーの前後にかかる圧を感じとります。プルーク・シュテム操作からパラレル操作にステップする過程で、大きな違いは、スピードアップです。そのため、スピードに遅れないように、身体・重心をスキー前部にかけられるように対応する意識をもちます。切り替え時に、上体が上に伸びたり遅れたりし易いので特に注意しましょう。
またこの状態で、後部金具が開放する場合は、調整します。
ブーツの足裏感覚
スキーブーツも年々良いモデルが市場に出ています。フィット感も良くなりましたが、常に、足裏感覚を意識し続けましょう。
転倒しやすい方、不安定になりやすい方、スネで、スキー操作していませんか?。
親指と親指の付け根・小指そして踵(カカト)の3点で足裏全体でしっかりと雪面を感じとりましょう。
スキー操作(ハの字・プルークから)



カービングスキーにより、ハの字(プルーク)操作をしないで、そのままパラレル操作に移行する場合もあります。ハの字操作と言うスキーの'かたち,では無く、目的があります。青文字にて大まかですが目的を表示しましたので、直接パラレル操作の場合も確認してください。

外スキーの操作を覚え、内スキーも覚えそして両スキー操作に移行します。ただし、覚えるまでその過程操作をするのではなく、ある程度覚えたらリフト等使って楽しんでください。

初身者のころは、スキー板を水平に扱う感覚を大切にしましょう。


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最初は、斜面の設定から。平坦地または、ごく緩い斜面で下部が平坦地
スキー装着(平坦地) その場での動き・交互に片方のスキー・歩行など用具慣れ
初滑走(ごく緩い斜面) 下部が平坦地の安全な斜面にて。
プルーク スキーの後方部を多少広くして滑走します。
ボーゲン ハの字滑走中、左右のスキーに交互に圧を加えます。
プルークボーゲン 身体・脚部を使って意識的に圧を加え、1本のスキーに乗る
斜面をななめに滑る 谷側スキーの大腿部と臀部により腰の回転を防ぎ保持する
シュテム操作 1本のスキーに腰を保持しもう一方のスキーを同じ方向に返す
シュテムターン リフトを利用し長い距離を滑りましょう
シュテムターンが出来るようになると、ほとんどの斜面を滑ることができます。
ゆっくりパラレル 平行操作のためスピードが出ます、前部に重心移行の練習
パラレルターン スピードを利用してターンをします
リフト等利用して、楽しみましょう。楽しむ事が一番。

 

〈スキーさばきのページ〉 上手になろう! スキー操作


★ スキーの基本・プルークボーゲン

プルークボーゲンに、ほとんどのスキー技術と操作がある

・スキー後方を開いたプルークのポジションにて、回転外側のスキーテールを外に押し出してターンを左右行います。


  ハの字(プルーク)のポジションにて、回転(ボーゲン) をしながら斜面を滑ります。
斜面下部が広く、平坦な場所を選び、用具慣れから始めます。
ターンを急がず、スキー後方の開き具合を同時に行い斜面を真っ直ぐ滑る事が大切、ゆるい斜面のリフトを利用しましょう。


プルーク姿勢は、体側に開いてスキーを置いているスタンスで、重心とスキーが距離を作っていますので簡単にターンをする事が可能になります。
左足・右足の押し出しの強弱によって、ターンをする事が感じ取れれば後はスムーズに上達します。

 


・慣れるにしたがい、回転外側のスキーにてポジションを支えられるようになりましょう。


・回転外側のスキーテールの押し出しによって次のターンが始まる事を確実に体験します。

・押し出しによって伸ばした脚部のスキーを、筋力をゆるめ上体の下に戻すことにより最初の姿勢(ニュートラル)にします。

・ターンとターンの切り替え時(ニュートラル)に、上体の横傾きが斜面と直角に成るように強く意識しましょう。

・回転外側のスキー運動はそのまま行い、内側のスキートップをターン内側に向けていきます。

・内側(内足)のスキーの動きをさらに洗練させ、意識的に内エッジから外エッジに切り替えます。

・この内スキー切り替え時期を、ターン後半・中半ホールライン上・ターン始動期と早める事で、プルークからパラレルに変化します。外スキーのターンのどの位で内スキーの切り替えを行うかです。

 

荷重感覚は、外スキーは土踏まずと踵ぎみに乗ることにより、内スキートップをターン内側に向ける操作が可能になります。
さらにスピードを考慮して、上体を回転内側に向ける意識も大切です。

!ここまでくれば、中級者。

目指せ!上級者

脱!中級者。大きな違いは、滑走斜面の違いです。上級者の方は急斜面を滑る機会が多く、滑走スピードが高いのです。

滑るスキーに身体が遅れてしまいスキー操作がおぼつかなくなります。どうしましょう?それは!2本のスキーを使うことです。

緩い斜面は、スピードがあまり出ませんので、外スキーから次の外スキーに身体を預けることが出来ますが、

スピードが出てくると外から外が困難になります。

外スキーのもう1本、内スキーを使い2本のスキーで滑りましょう。

2本のスキーで滑るために、「横滑り」・「内足ターン」などはかなり効果的です。

内足操作を身につけることにより、急斜面・コブ斜面・深雪などを体験できるようになります。

これまで以上に、雪山・自然との対話が生まれてくるでしょう、楽しんで下さい

 







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